東京下町殺人暮色 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
3.28
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本棚登録 : 1986
レビュー : 159
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334719449

作品紹介・あらすじ

13歳の八木沢順が、刑事である父の道雄と生活を始めたのは、ウォーターフロントとして注目を集めている、隅田川と荒川にはさまれた東京の下町だった。そのころ町内では、"ある家で人殺しがあった"という噂で持ち切りだった。はたして荒川でバラバラ死体の一部が発見されて…。現代社会の奇怪な深淵をさわやかな筆致で抉る、宮部作品の傑作、ついに文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • とても読みやすく、また舞台も私の住んでいる場所と近くておもしろく読めたんだけど・・・
    なんでこんなにラストがおざなりなんだ・・・? 現代の子どもたちの無知や短絡思考による犯罪みたいなものを描きたかったのかもしれないし、現代の親の子どもへ対する複雑でエゴきわまる思いを描きたかったのかもしれないが、どっちにしてもラストまでは非常に引き込まれ、ラストで「えええええ」とがっくりきてしまった。終わりよければすべてよし、はかくて正しい。「今までドキドキした時間を返せー!!」と言いたくなる。それでも印象に残る場面場面や、愛すべきキャラクターは捨てきれないのでこの評価。うーん、多作の作家にはそれなりの覚悟をもって臨まねば・・・なのか・・・

  • 順、家政婦のハナさん、父の道雄、画家の東吾、才賀、不良の若者たち、順の友だち

    下町であるけれど、時代とともにかわっていく人間模様。
    残虐なバラバラ殺人事件の犯人は、、!とドキドキしながら読み進めているうちに、あっという間に読了。

  • あっという間に読めてしまう1冊でした。刑事とその息子と家政婦とが中心になっていてほっこりするけど、取り扱う内容については考えさせされた。戦時中の様子を描いた「火炎」、息子への間違った愛情、そして現代でも特に考えさせられる少年法。かなり前の作品とはいえ、今でもそれぞれが重要で考えていかなくてはならい課題が盛り込まれていて、最後の最後まで飽きなかった。強いて言うなら、ネタバラシのシーンが呆気なかったかな。それまでがすごく作り込まれていた感じがしたので。

  • 2人のバラバラ死体が見つかり、刑事の子、家政婦のハナさん、老人画家、その秘書が事件に絡んでいく。画家の家で殺人の噂が立ったり、少年とハナさんの会話が微笑ましかったり前半はわくわくしたけど、結末が肩透かし。ドラマティックさに欠けてしまい少々残念だった

  • ちょっとハナさんが作りすぎ。画家もなんだかなあ。

  • 刑事モノでは読みやすくて分かりやすかった。
    家政婦のハナさん好きだなー!!
    言葉使いとか見習いたい。

  • だるまさんが…転んだっ!

  • 面白かった。少年たちの活躍もさることながら家政婦さんがいい味出してる。

  •  読書メモを見返していたとき、あまり感想が書いていないこともあって内容がうろ覚えだったので再読してみました。
     東京の下町で起きるバラバラ殺人事件。
     主人公は刑事の父親を持つ13歳、中学生の少年です。この少年、しっかりしていますね。家政婦のマキさんとのやりとりがとても好きでした。というかマキさん素敵ですね。こんなおばあちゃんになりたいです。
     犯人はかなり身勝手な理由で犯行に及んでいます。でも、本当にこんな理由で殺人を犯す人がいる、それが現実でもあります。
     再読だったので少し駆け足で読んでしました。次の本はもう少しゆっくりめに読んでいこうと思います。

  • 2016.9.1(木)¥180(-2割引き)+税。
    2016.9.8(木)。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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