天に昇った男 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 134
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334719456

感想・レビュー・書評

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  • 島田荘司の本で2冊目。冤罪の死刑囚が死刑で死ななかった場合の人生とは。幸せとはなにか?と考えさせられる一冊かと思いきや、やっぱり救いがなかったのが残念。

  • なんというか、後味が微妙なお話です…。現行の死刑制度について問題を提起するお話でミステリではありません。でもこのオチは悲しすぎる気も。

  • 冤罪を扱った作品です。
    読み出したら止まらなくて、一日で読んでしまいました。
    島田荘司の冤罪についてのメッセージがとても良く伝わってきました。

  • 2013.9.26処分

    冤罪による死刑執行で奇跡的に生き延び恩赦された男が、愛する女のいる地へ帰り再会を果たす。
    冤罪に至るまでの男の過去、女との再会、そしてその結末まで綴られているのだけれど、そこは島田荘司というべきか、オチがついている。
    トリックが用いられているわけではなく、ミステリというより社会派小説という感じ。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    昔、天に昇ろうとした男の伝説がある九州・星里の街。
    昭和五十一年の昇天祭りの日、祭りの櫓に三人の男女の死体が吊るされた。
    犯人とされた門脇春男は、十七年の収監ののち、死刑を執行される。
    ところが奇跡が起こり、彼は生き延び、釈放された。
    そして昇天祭りの夜、彼自身が伝説のとおりに天に昇ったが…。

    ++++++++++++++

    横溝作品のような古くて陰気な印象のミステリ。
    昭和51年に起きた事件の話。
    そこから主人公の過去にさかのぼったり現在に戻ったりなのですが、
    それでもだいぶ昔の話だな~という印象のままです。

    でも死刑を絡めたテーマはなかなか新鮮だと思います。
    読後感は世にも奇妙な~の用に舞台っぽい感じ。
    読みやすくまあまあおもしろかったです。

  •  読み始めてすぐに違和感を感じた。
     その違和感を書くと重大なネタバレになってしまうので控えるが、その奥歯にものが挟まったような状態のままずっと読み進めていくと、紐がほどける結末が待っていた。
     
     島田荘司さんと聞いて、つい推理小説を思い浮かべていたけれど、ミステリー的な要素はほぼない。

     こういう小説はちょっと読んだことがなくて、新鮮だった。

  • 島田荘司さんですが、そんなにミステリーじゃないです。
    御手洗シリーズしか読んだことがなかったので、島田さんがこんなに生々しい話を書くとは知りませんでした。

  • 冤罪での死刑執行から奇跡的に生き延びた男。
    九州の元炭鉱での情緒あふれる風景と、
    そこで出会った少女との交流を回想する。

    オチが突拍子も無いです。
    びっくりする。
    社会派小説なんだろう、これは。

  • うわ、後味わるっ!

  • オープニングは Highway Star。そんな感じでスタートダッシュがすごい。中編の場合の作者の冒頭の速度はすばらしい。一気にストーリーに入り込む感じが非常に小気味よい。

    しかし、途中から一気にだれてくる。中盤は、いったいどんなオチなんだろうという興味のみが読み進める動機になってしまう。そしてエンディングは、ある程度予想されたもの。あまりドラマチックではないが、一気に落とす感じはこれはこれでいい感じだ。

    しかし、印象に残るほどではない。出張での移動時に、車内で読んでみようかなと思うような量だし内容だったと思う。世にも奇妙な物語って感じが一番適切かなぁ。

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プロフィール

1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年、『占星術殺人事件』でミステリー界に衝撃的なデビューを果たして以来、累計600万部に達した名探偵・御手洗潔シリーズや、刑事・吉敷竹史のシリーズを中心に数々の傑作、意欲作を発表。
2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。
「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の立ち上げ、選考を務めるなど、新たな才能の発掘と紹介にも積極的に取り組み、名実ともに現代本格ミステリーの旗手となっている。
近著に『アルカトラズ幻想』(2012年 文藝春秋)、『星籠の海』(2013年 講談社)、『幻肢』(2014年 文藝春秋)、『新しい十五匹のネズミのフライ ジョン・H・ワトソンの冒険』(2015年 新潮社)がある。

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