ダブル・スチール (光文社文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334720827

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  • これは意外な組合せ。野球ノワールだ。といっても野球界を舞台にした犯罪小説というのとは少し違う。
    一方ではパリのギャングたちの抗争と現金強奪を描く。もう一方ではフランスの野球少年をプロに育て上げる男を描く。そう、本作は暗黒小説と野球小説のいいとこどりなのだ。話は冷静に考えると色々と無理がある気もするけれど、スマートにまとめているので読んでいる間はそれに気づかない。ノワールはジョゼ・ジョバンニに影響を受けているのだろうか。野球小説の方はクリント・イーストウッド監督「グラン・トリノ」に似た趣き。(この系統の話の元祖はなんだろう?)ヒロインはちょっと主人公に都合よすぎるのでは、という気もする。
    主人公は野村克也を三振に抑えこむ名投手だったが、八百長の濡れ衣を着せられてフランスに渡る。そこでギャングの一員となったが今は足を洗ってパリで日本料理店を営む。しかしいざという時は元いた組織の人間をかくまう約束をしている……という無茶な設定を無理なく描く藤田宣永さんの手腕は見事。作中で江川卓の引退が話題になっている。
    関口苑生さんの解説は酔っぱらいがくだを巻いているかのようであまりよくない。

    「このミステリーがすごい!」1989年度国内編10位。

  • ハードボイルド小説。
    八百長事件に巻き込まれて野球界を追放。
    パリに逃げたらマフィアになっちゃった中年おじさんが、現地のハーフピッチャーに才能を見出し、なんとかプロにしようとしつつ、裏で過去の事件の真相を知る……
    みたいな話し。
    うーん。飽きずには読めるけどちょっと意味不明。

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