綺堂むかし語り (光文社文庫―光文社時代小説文庫)

著者 : 岡本綺堂
  • 光文社 (1995年8月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334720971

綺堂むかし語り (光文社文庫―光文社時代小説文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「この春、インフルエンザが流行した」とか「フランス行ったらストライキで困った」とか「麻布十番人多すぎ、いや道玄坂も」とか、ん?現代?なんて思わず思ってしまうけれどこの岡本綺堂、生まれは明治。これも明治末期から昭和初期くらいのエッセイです。

    「何でも見てやろう」がバックパッカーの合言葉になってたこともあるようですが、生まれた時代によっては何でも見てやろうどころじゃない。綺堂の記憶には西南戦争時の暴動、日清戦争、日露戦争(従軍記者として参加)、一次大戦直後のフランス(しかもヴェルサイユ会議の年)、関東大震災…。不謹慎だけど生まれたのが当たり年なんでしょうね。「何でも見てやろう」の連中なんてどんなに悔しくても敵わないかと。

    西郷関連商品が大ヒットしてたことや、フランスの元戦場でドイツ兵のヘルメットを模したお土産が売られていたこと、日清戦争と日露戦争での従軍記者の様子(日清戦争では子規も従軍記者だったね)とか参考になること多すぎです。書ききれない。この時代の随筆はやっぱり発見が多々。

    麻布十番狸が通る、子供の歌。

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