瑠璃色のステンドグラス (光文社文庫 あ 1-59)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334721008

感想・レビュー・書評

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  • 杉原爽香、22歳の夏です。

    さて、このたびのお話は
    "スカッと爽やか! なのに、、あらぁ..肩透かし??"...の巻。(笑)

    姉と心中したはずの男が実は生きていた!......と
    カバー裏のあらすじにあるように物語は始まる。

    だがしかし...
    途中から、その一件を巡ってやくざな人々が表れて、気が付くと
    主要だと思われていた一件はもやもや~っと雲にまかれるように
    追いやられ、お助けやくざの殺人事件で終わってしまうという
    なんともいいようのない肩透かしにあったようなお話でした。

    "私、あなたが気に食わないので"

    爽香のこの一言にはスカッ!と胸がすきました。

    "瑠璃色" (ラピスラズリ)は大好きな色です♪

  • 「姉と心中したはずの男が生きていた!」爽香が通う大学の“事務室のアイドル”和田良江は、講演に来た新人作家・五十嵐武士を見て愕然とする。しかも、五十嵐は婚約者と一方的に別れて良江に急接近してきた!相談をもちかけられた爽香も、愛と憎しみの渦の中に巻き込まれる。青春ミステリー、杉原爽香シリーズ、第八弾!

  • 色んなエピソードや登場人物が出てきて関連していくのかと思いきや全てのエピソードが尻切れトンボのようになってしまっている。
    様々な男女関係が書かれているが必ず急速に惹かれ合ってしまうところが若干興ざめしてしまうのだが、この作家の特徴として割り切ってしまえばそれはそれで楽しめる。
    それにしても今回登場する男性キャストはどうしようもない奴が多すぎる。今回の明男も五十嵐も救いようがない。
    爽香もどんどん相手の都合だけに振り回されているが、全くめげずに何とか相手を助けようとし自分を見失わない彼女の精神力の強さには頭が下がる。
    頑張れ爽香‼

  • 爽香も4回生になりましたが、相変わらず。ダメ男ばっかしやわ・・・

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    杉原爽香、二十二歳の夏。「姉と心中したはずの男が、生きていた」爽香が通う大学の“事務室のアイドル”和田良江は、講演に来た新人作家・五十嵐武士を見て愕然とする。しかも、五十嵐は婚約者と一方的に別れて良江に急接近してきた。相談をもちかけられた爽香も、愛と憎しみの渦の中に巻き込まれる。人気シリーズ、第8弾。

    令和元年11月21日~22日

  • シリーズ第8弾です。姉と心中したはずの婚約者が人気小説家となって、妹良江の前に現れます。このシリーズに出てくる男の人ってどうしようもない人が多いです。今回は小説家の五十嵐さん。読んでいて、イライラしました。なんで、みんなこんな人の事好きになるんでしょうか。。彼女でもないのに、何かあったときにだけ頼ってくる、明男にイライラ。爽香は優しすぎて苦労が絶えないですね。

  • まだ明男が出てくるよ~(>_<)イライラずる。野村さんでいいじゃん!

  • 深くはないが、自然に読める作品。相変わらず事件に巻き込まれる爽香と運命に翻弄されつつ一生懸命に生きる脇役たち。もう少し脇役たちを幸せにしてあげてほしいとも思いますが(笑)

  • 爽香シリーズ、第8弾。杉原爽香、二十二歳の夏。「姉と心中したはずの男が、生きていた」爽香が通う大学の“事務室のアイドル”和田良江は、講演に来た新人作家・五十嵐武士を見て愕然とする。姉と心中したはずの男が・・・しかも、五十嵐は婚約者と一方的に別れて良江に急接近してきた。相談をもちかけられた爽香も、愛と憎しみの渦の中に巻き込まれる。爽香は、野崎さんと交際。明男は教授の奥様と噂。1995年9月12日発売。

  • 有名な作家の裏側をえぐるように描写している。
    赤川次郎とはまったく違う人物で、自分の対極を描いたのだろう。

    今回も、杉原爽香が活躍する。
    どこから、こんなに楽天的な人物が描けるのだろうか。
    誰がモデルになっているのだろうか。

    解説を書いているファンクラブの人だろうか。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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