山形新幹線つばさ殺人事件 (光文社文庫 に 1-55)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334721527

作品紹介・あらすじ

山形新幹線「つばさ」で東北に向かった若い女性が相次いで蒸発した。囮として、単身同列車に乗り込んだ警視庁北条早苗刑事に近づく謎の男平沼。…ところが、平沼は仙山線の踏切で自動車事故死、その車のトランクには若い女性の右足が。平沼犯人説に傾く山形・宮城県警に対し、十津川警部は独自の推理を展開するが…。「つばさ」が運ぶ都会の殺意とは。

感想・レビュー・書評

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  • 105円購入2002-01-18

  • 読書録「山形新幹線「つばさ」殺人事件」3

    著者 西村京太郎
    出版 光文社

    P209より引用
    “私は、黄身よりひとまわり年上だ。その十二年間で、何がわか
    ったかといえば、たった一つだけで、人間なんて得体の知れない、
    うす気味悪い生き物だということさ。”

     目次から抜粋引用
    “旅の始まり
     秋保温泉
     茅葺きのハーレム
     犯人に迫る
     告白”

     ミステリーの大家である著者による、警視庁捜査一課の十津川
    警部を主人公とした長編推理小説。
     十津川警部の妻が友人から相談を受けた、相談の内容は大学生
    の娘の行方不明、妻から頼まれた十津川が山形県警に問い合わせ
    たところ…。

     上記の引用は、若手警官西本に対する十津川のヒトコト。
    現実でも得体のしれないうす気味悪い事件が沢山あって、生きて
    いくのが大変なように思います。しかし、そういう事件でなけれ
    ばニュース性、話題性が低くて、メディアで取り上げられる事が
    少なくなっているだけなのではとも思います。
    平穏な事を書いていたのでは、推理小説になりにくいでしょうし。

    ーーーーー

  • 連載物の宿命として,掲載号ごとの区切りや,最終回に盛りだくさんになったり,説明不足になったりすることがある。
    本書も,最後のどんでんがえしかもしれないところは,盛りだくさんすぎる一方,説明不足の点もある。

    伏線が不足していたり,原因がわかりにくかったりするところもあるので,文庫にする際に加筆してもらえると嬉しかったかもしれない。

    山形,宮城の地理にはくわしくなったので,個人的には不満はない。
    栃木がでてくるが,福島が飛んでいるのはなぜかはわからない。

  • 1998.11.10 初版12刷 ¥495
    山形新幹線「つばさ」で東北に向かった若い女性が相次いで蒸発した!囮として、単身同列車に乗り込んだ警視庁北条早苗刑事に近づく謎の男平沼。……ところが、平沼は仙山線の踏切で自動車事故死、その車のトランクには若い女性の右足が!平沼犯人説に傾く山形・宮城県警に対し、十津川警部は独自の推理を展開するが……。「つばさ」が運ぶ都会の殺意とは?

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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