キノコの不思議―「大地の贈り物」を100%楽しむ法 (光文社文庫)

制作 : 森毅 
  • 光文社
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本棚登録 : 24
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334722623

作品紹介・あらすじ

各界の著名人が書き下ろしたエッセイと菌類学者、アマチュア研究家、キノコ狩り名人らと編者の対談を収録。奥深いキノコ学の一端から、キノコ狩りのコツ、毒キノコの見分け方、キノコの料理法、キノコに関する奇想天外なエピソードなどなど。上質なエッセイを楽しみつつ、キノコに関する基礎知識が身につく本邦初のキノコのアンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • ハイセンス、インテリ、アーティスティック、アーキテクト。

    キノコの食べ物としての価値なんてちっぽけなのではないかと思う。
    カースト最上位を保つであろう松茸は香りを楽しむもの、なんて言われ味を評価されることは少ないものだ。中流階級に位置する椎茸は抜群にこどもから嫌われる味である。しかし、品種改良が繰り返されブナピーやらなんやらキノコ売り場はにぎわっている。

    そんなにキノコの種類を増やして誰が買うんだろうと疑問の念が浮かぶが、どうなんでしょう?ホクトさん?
    彼らの魅力は単価にあるのか、その緻密な房のヒダにあるのか、それとも森生まれなんだろうとたやすく想像させる湿った感触か。

    キノコの妖気が培養の手を早めるのだろう


    キノコの妖艶なうつくしさは
    多くの人びとの頭をかきむしる。
    菌類、おそるべし。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「菌類、おそるべし」
      飯沢耕太郎のキノコ関連本を強くお薦めします。。。
      「菌類、おそるべし」
      飯沢耕太郎のキノコ関連本を強くお薦めします。。。
      2013/07/19
  • フツーに(生物学的に)キノコの不思議を教えてくれる本かと思ったら、違った。

    とにかく扉1ページ目に、糸井重里氏がこの本を言祝ぐキャッチコピーが躍る。「え、何?」とまず思うが、ともあれ糸井重里。

    編者(京大の数学の先生)によるプロローグに、「30のきのこたちを集めた」とある。

    文化人(浅葉克己:口絵カットも担当・安野光雅・橋本治・・・)、漫画家(白土三平、水木しげる、手塚治虫、赤塚不二夫・・・)、もちろん学者諸氏(菌類の泰斗を始め各界の先生方・・・)も入っているが、これら30人が綴った、キノコ愛・キノコ体験・キノコ幻想の本なのである。

    内容もエッセイあり、対談あり、イラストあり、小説風あり。確かに、それ自体が当代の深い知識・知恵の森であり菌床だと言えば言えそうである。

    全体としては、往年のいわゆるサブカルチャー臭がぷんぷんとする本で、面白半分かビックリハウスでも思い出すような雰囲気なのだが、キノコの不思議、つまり「土の下にこそダイナミックな構造がある」という森羅万象のヒミツについてはきっちり教えてくれる。

    キノコの不思議っていうか、不思議な本であった。

  • 森毅、橋本治、水木しげる、南伸坊、安野光雅、赤塚不二夫、中沢新一、白戸三平、養老孟司、手塚治虫などなど著名人がキノコへ馳せる想いをまとめたアンソロジー。当時のカッパ・サイエンスは隠れ良書揃いでしたね。

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