眠れぬ夜に読む本 (光文社文庫 え 1-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334722876

感想・レビュー・書評

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  • 昼間に読んだ。

  • 芥川賞作家である遠藤氏のエッセイ。期待して読み始めたが、読み進める内に、癇に障っている自分がいた。著者の自慢話じゃねぇか、こりゃというのが率直な感想である。私はこんないい趣味を持っていますよ、こんな人と知り合いなんですよ、こんないいホテルや旅館、食べ物屋を知っていますよ、こんないい土地や場所を知っていますよ、という年寄りの自慢話寄せ集め集である。語られる内容自体には、共感できる事が多いし、ああそれはいい趣味ですよねぇと思うのだが、語られる手法が僕好みではないのだろう。やんわりした言葉遣いの文章の中に、スノッブ的自慢話が滲み出ている。陰険というか狡猾というか、いかにも古い時代の作家という匂いがするし、こういう年寄りっているよなぁと思ってしまう。

著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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