新宿鮫 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 2392
レビュー : 256
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334724436

作品紹介・あらすじ

ただ独りで音もなく犯罪者に食いつく-。「新宿鮫」と怖れられる新宿署刑事・鮫島。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺された。犯人逮捕に躍起になる署員たちをよそに、鮫島は銃密造の天才・木津を執拗に追う。待ち受ける巧妙な罠!絶体絶命の鮫島…。登場人物の圧倒的な個性と最後まで息をつかせぬ緊迫感!超人気シリーズの輝ける第1作。

感想・レビュー・書評

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  • H30.7.7 読了。

    ・以前から気にはなっていた作品。読んでみて、やはりハードボイルドだなと思わされた。何故にハードボイルドは、昭和の時代背景とタバコが似合うのか。
     ショルダー型の携帯電話に、ポケットベルの描写は時代を感じますね。ストーリーも楽しめた。

  • このシリーズは未読があれば購入しているがこの巻が最も傑作だと思う。

  • お、も、し、ろ、かった~~~!!!!
    今になってしまうと、公衆電話の場所を求めて走り回ったり、ふ、古い・・・と思う場面もあるけど、いや~、面白かったです!!
    舘さんが演ったドラマとか、真田さんが演った映画とか・・・知っていたのに、今まで原作を読まずにいて、スミマセンでした、大沢サン・・・( ̄▽ ̄;)
    よーし!シリーズ、次々、読むぞ~~っ!!!

  • シリーズ3作目までは本当に面白かった。しかも1より2、2より3という感じに面白くなっていき、続編が出るのが楽しみで仕方ないという感じだった。1作目は友人(現職の警察官)から「面白いよ けっこうリアルだし」と勧められて読んだ。その影響もあるのかも知れない。
    初めての人には“鮫と恐れられている刑事の恋人がパンクなミュージシャン しかもめちゃ年下のおっぱい美人”という設定がとっつきにくいかも知れないw でもそこを乗り越えていって欲しい。巻が進むにつれて、どんどんその設定は薄くなっていくからその辺は安心していい(?)かもw
    正直、現在はシリーズの新作が出てもそれほど食指は動かなかったりするけど、初期のシリーズが傑作だというのは揺るがない♪

  • 数年ぶりに読みたくなってBOOK OFFにて100円買い。

    氷舞くらいまでは新刊で出る度読んでて、
    この現実離れ感がかなり好きだったのは覚えてるけど、
    登場人物、ストーリー、何一つ覚えていないと言う・・・

    読み始めたらサウナのシーンや昌、鑑識の藪さん、桃井
    あー、思い出した!
    そうかー、この時代は携帯が無いのか。
    隔世の感があるね。

    大沢在昌の文章は、読みやすさと、もうちょっとやりすぎたら
    恥ずかしくて読めなくなる「しびれるゥ」のバランスが絶妙なのよね。

    ストーリーは冒頭のヤクザにからまれた若者と
    改造拳銃制作者と連続警官殺人と刑事おたくとか絡まり合う、
    なんちゃないっちゃ、なんちゃないんだけど
    これは「鮫、現る!」だからいいのだ。

  • 格好良いね!鮫島さん

  • 会社の上司から、無理やり読まされたのですが、予想以上に面白かった。
    鮫島警部が好きになってしまいました。

  • いやあ、もう面白かった、としかいえん!
    まずね、キャラクターが恐ろしく素晴らしい。

    大きく出ると、これはキャラ命の小説であって、ストーリー的にはなんぼのもんでもないと思うんです。
    いや、ごめんなさい。……でも、そうだと思ってます、勝手に。

    とりあえず、あらすじとしてはこんな感じ。

    「新宿署で働く孤立無援の刑事、鮫島。あるとき、彼の属する新宿歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺される事件が起きた。待ち受ける巧妙な罠に、鮫島は単身挑み、銃密造の天才・木津を追う」

    ストーリー展開的には 「拳銃密売犯を追う防犯課の鮫島警部の捜査活動と、警察官殺害事件を追う捜査本部の活動を、同時進行的に描いて」いってます。(北上氏の解説より抜粋)
    また、大きな特徴として、「キャリア」と「ノンキャリア」の警察事情について色濃く書かれています。

    だけれど、この話の軸となっているのは拳銃密売の話でも、途中に張り巡らされた推理でもなんでもなくて、「人間」、もしくはそれに付随する「感情」だと思っています。
    かといって、そうシリアスなわけでもなく、きちんとハードボイルドアクションもあります。

    だがしかし。
    なんといっても脇を固める新宿署署長、あだ名は「マンジュウ(隠語で「死体」の意)」の桃井、恋人の晶、警視の香田に犯人の木津、名前のせいで医者になるのをやめた鑑識の藪、誰かが1人いなくてもこの小説は成り立たない! と思えるほどに脇役の皆さんがすげー鮫島を引き立たせている。
    だから、面白い!

    まるで濃縮された1人の人生を目の前で実際に見せられたのかと思うほど、複雑に絡み合った人間同士の感情の混ざり合いに興奮しました。
    途中感じるストーリー的な無茶も作品の色として素晴らしく引き出されていると思います。

    だめ、敬愛してるから、何にも言葉が浮かばない。(おい)

    それから今回の北上さんの解説はほんとタメになりました。
    私はハマルと周りが見えなくなるタイプなので、色んな見方がある、ということを教えられましたし、小説を書く上で大切なことを改めて指摘された感じで、非常に勉強になりました。

  • とにかく有名なシリーズの第一作。やっぱハードボイルドだね。
    登場人物すべてが個性的で、舞台が新宿と言うのも鮫島のキャラを活かせる場だなと感じました。
    これは現代の刑事ドラマでよく上げられる公安と警視庁の確執などてんこ盛りです。警察用語も多いですが、それを感じさせないくらい手に汗握る展開でした。

  • 『新宿鮫』という異名を持ち、やくざなどから恐れられる新宿署刑事・鮫島。
    警視庁のキャリア組として出世の道を進んでいくのだが、同期の死についての警察組織にとって消したい重要な情報を握っていることからキャリアの道を外され、新宿署内でも一匹狼として捜査をしている。

    警察組織の内情や専門の用語などが多く飛び出し、最初の方を軽く読んでいくにつれ、スピード感が上がっていき非常にのめり込んでテンポ良く最後まで読めてしまった。

    自分の好きなハードボイルドの感じとは少し違ったが、これはこれで鮫島や課長桃井がカッコ良くとても面白かった。
    そしてラスト1行にグッと来て清々しい気持ちで読み終わった。

    これで晶と体の関係が無いか、描写が無ければ自分の中で理想のハードボイルドにもっと近付いただろう。

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著者プロフィール

1956年、名古屋市生まれ。79年『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞しデビュー。代表作に『新宿鮫』(吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞長編部門)、『無間人形 新宿鮫IV』(直木賞)、『パンドラ・アイランド』(柴田錬三郎賞)、『海と月の迷路』(吉川英治文学賞)、近著に『覆面作家』『俺はエージェント』『爆身』など。

「2018年 『ニッポン泥棒(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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