小樽古代文字の殺人 (光文社文庫 よ 7-16)

著者 :
  • 光文社
3.00
  • (1)
  • (0)
  • (8)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334725143

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 氷室想介シリーズにありがちだが、本作も一見複雑に見える事件であっても、真相は成り行きでそうなったというものであった。今回の悲劇の発端は、有名カメラマンの愛甲雅洋とゴーストライターとの関係性に求めることができる。ゴーストライターによる依頼主に媚びた文章が書かれている可能性というのは、私たちも有名人の著作物を読む際には考慮すべきことだと思う。数多くの被害者の中でも愛甲の息子修平が一番の被害者ではないかと思う。本作品での氷室想介の活躍の場面があまりなく、その点は物足りなかった。

  • 小樽などを舞台とした作品です。

  • 氷室想介シリーズ

    有名写真家のエッセイで批判された鮨屋の店主の自殺。熱海で見つかった遺書、死体は小樽で。20年後同じように熱海で自殺した写真家の息子の死体が小樽で発見される。

     2009年11月9日再読

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉村達也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×