神戸殺人レクイエム―長編推理小説 (光文社文庫 や 1-38)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334725778

感想・レビュー・書評

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  • 阪神淡路大震災の時に,キャサリンがボランティアにでかける話題。
    山村美紗が病気でボランティアにでかけられなかったとの事で,
    キャサリンが精神的な代理人であることが分かる。

    わがままだけど、献身的なキャサリン。
    アメリカ人という装いをとっているが、
    山村美紗の性格そのものなのだろう。

    解説では、
    阪神淡路大震災でなくなられた方と
    ものがたりの殺人事件と
    山村美紗がなくなったことへの
    3つのレクイエムになっているとのこと。

    山村美紗の集大成のような作品だと思われる。

  • 久しぶりの長編は、神戸大震災のもの、でした。
    あれからどれくらい経ったのか…と、話を読みながら
    過去を振り返ってしまいました。
    ひょっこりボランティアに参加してる2人、ですw

    そして当然の如く見つかる死体。
    もちろん他殺で京都出身。
    しかし、発見当初が『足だけ』な事を考えると
    がれきを被せたのか、その後降ってきたのか。
    降ってきた、と考えると妙な気がするので、やはりここは被せた??

    やはりちらっと出てくる情報を、何気なく読んではいけません。
    2時間ドラマ、と考えると、ものすごく重要な所でしたが。

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著者プロフィール

山村美紗
京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、一九六七年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。七〇年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。七四年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。八三年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。九二年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。九六年九月没。

「2022年 『在原業平殺人事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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