怪しい人びと (光文社文庫 ひ 6-8)

著者 :
  • 光文社
3.06
  • (46)
  • (222)
  • (827)
  • (181)
  • (27)
本棚登録 : 4386
感想 : 332
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334726218

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 怪しい人々 東野圭吾氏

    東野圭吾さんの短編集です。
    7つの作品が収録されています。

    私は、天空の蜂、ナミヤ雑貨店の奇蹟、マスカレードホテル含めて10冊以上購読しています。
    今回、デビュー初期の作品を読了しました。
    その理由は、著者東野さんの世界にさらにちかづけるのでは?と考えて手に取りました。

    東野圭吾さんの作品は、ミステリーというカテゴリーに留まらず、そのなかで描かれる人間模様、心理描写に魅力があると考えます。

    この怪しい人々の短編のどれもが社会的にありそうな事件です。
    それがゆえでしょうか?
    下手に推理をしないで、物語の進行を気軽に受け入れるのも楽しみ方かもしれません。

    作家の方の初期の作品。
    ここに原型があると思うと、想い入れは強くなります。

    #読書好きな人と繋がりたい

  • それぞれの話が分かりやすいので、状況が頭に入りやすかった。
    一巻の短編集より好きかも。

  • 東野圭吾さんの短編集ー。
    フツーな短編集だったよー笑

    寝ていた女
    自分の部屋をホテル代わりに使われたー
    もう一度コールしてくれ
    「アウト」なのか「セーフ」なのか!!
    死んだら働けない
    もしかしたら、労災での死亡?働きすぎはよくないねー。
    甘いはずなのに
    大切な娘は新妻が殺したのか…いや自分だったのか…
    灯台にて
    ひとり旅をした男の子は、成長できるのかー!!
    結婚報告
    結婚報告の手紙がなんかおかしくて金沢まで行っちゃう。
    コスタリカの雨は冷たい
    鳥を見たくて来たのに、強盗に出会っちゃったー。

    私なりに一言でそれぞれの感想を書きましたが、
    本当に一言だけー。
    サクッと本を読みたいときには、ピッタリかなー。
    どんでん返しを期待すると、ガッカリかもー。

  • 結構初期の作品なためか、軽すぎてあまり面白くなかった。

    やはり、東野圭吾は長編が良い。

  • 東野圭吾にしては軽い短編読み物。電話ボックスとか、時代を感じる(笑) 「甘いはずなのに」が面白かったかな。「結婚報告」も赤川次郎チックで良かったかな。

  •  個人的に短編集はどうしても記憶に残らない割合が高いのだが、この短編は覚えているものが多かった。タイトルの怪しい人びとよりも、『灯台にて』の佑介や『死んだら働けない』の林田係長のような被害者側の無神経さや強い支配意識が興味深かった。『灯台にて』は怖い感情よりもよくやった、という思いの方が強かった。
     なかなか面白い短編集なのに人気がないのは、あまり良い読後感ではない作品が多いからなのか。

  • 訳あって出版できなかった短編集。甘いはずなのに切なく、灯台にてが面白い。

  • 印象に残る物語がいくつかあって、面白かった。

  • 短編集ながら、ひとつひとつが印象深くおもしろかった。
    「死んだら働けない」「灯台にて」が後味悪くて好みだった。

  • さくっと読めて、どの話もオチがいい。

全332件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×