- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334727383
感想・レビュー・書評
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降りしきる雪の中、夜汽車に揺られる男。東海道本線で乗り合わせた、夢破れた青年とサングラスの男、踊り子の女の3人。車内で「人殺しをするかもしれない」と告白する女、される男。乗客を乗せて走る列車の中にはいつも、様々な人間模様がある。西村京太郎から綾辻行人までバラエティ豊かな顔ぶれによる珠玉の10編。鉄道ミステリー傑作選、第3弾。(「BOOK」データベースより)
夜汽車は走る(有栖川有栖)
昇仙峡殺人事件(津村秀介)
遠い美少女(笹沢左保)
鉄橋(綾辻行人)
乗り合わせた客(中津文彦)
夜行列車(風間一輝)
オフェリアは誰も殺さない(山村正夫)
山手線の日の丸(戸板康二)
峠(原田康子)
阿蘇で死んだ刑事(西村京太郎)
・遠い美少女 笹沢左保
毒を盛ったのか、何もしていなかったのか、結果どうなったのか、気になる。
・乗り合わせた客 中津文彦
そもそも主人が仕組んだことなのか、相手にお金が渡っていないのか詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5179393.html)
(収録作品)峠(原田康子)/阿蘇で死んだ刑事(西村京太郎)/山手線の日の丸(戸板康二)/オフェリアは誰も殺さない(山村正夫)/夜行列車(風間一輝)/鉄橋(綾辻行人)/遠い美少女(笹沢左保)/昇仙峡殺人事件(津村秀介)/夜汽車は走る(有栖川有栖)/乗り合わせた客(中津文彦) -
ええ、有栖川・綾辻両氏の作品が入ってたので買いました。基本的にアンソロジーは、「好きな作家が3人以上いたら買い」ということにしてます。2人だと微妙なんだけど、これを買ったときは図書館が近くになかったので2人で手を打ちました。
時刻表トリックはもうずいぶん使いまくられ、また、「調べれば必ず穴が見つかる」という部分で、読み続ければわりとすぐ飽きがくるものだと思うけど(鉄ちゃんは飽きないかもしれないが。つかさ、西村京太郎はよく書きつづけられるものだと感心したり…。この短編しか読んだことないんだけど)、そこはそれ、みなさん趣をこらしてますね。ま、当然ですが。
でも、読んでからずいぶんたつ今、記憶に残ってるのは『夜汽車』有栖川有栖だけですね。倒叙なんだけど、なかなかもの悲しいというか。ただ、この作品は氏の短編集でも読んでいて、読んだ回数が多いから覚えてるっていう話も(おい)