鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 2182
レビュー : 214
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334729851

作品紹介・あらすじ

他人の心を読むことのできる女性刑事・本田貴子は、その能力ゆえにさまざまな試練に直面し、刑事としての自分の資質を疑ってゆく…。(「鳩笛草」)高校生の妹を殺害された兄に代わって報復の協力を申し出た青木淳子。彼女は、人や物を念じただけで発火させてしまう能力を持っていた…!(「燔祭」)超能力を持つ3人の女性をめぐる3つの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 設定はいいのに、SFが乗り越えなければならない壁を乗り越えきれていない。「世界」をつくって、そこに引き込む力。「朽ちてゆくまで」は、無駄が少なくていい。そのつぎ「燔祭」。「鳩笛草」は、書けば書くほどぼろが出てしまっている感じ。失敗作??

  • 表題にもなっている「鳩笛草」が1番面白かった。「燔祭」は続編の「クロスファイア」があるけど、「鳩笛草」はないのかな?読みたいなぁ。

  • 予知能力、念力による発火パイロキネシス、感情やイメージを読む透視能力。
    不思議な能力を持つ者達の3つの物語。超能力というのは特殊なモチーフですが
    超能力者の活躍よりも苦悩や人間味が色濃く、どの話にもすっと入り込めました。
    『クロスファイア』への、序章にあたる話もあり…そうなるとそちらもまた読みたくなる。
    さすが、面白い、読ませる!とニヤリ。

  • 超能力を持つ女性3人の短編集。この中では『朽ちてゆくまで』が印象的。超能力があったら…と思うことは多々あるけれど、その能力故に苦しいこともあるのでしょうね。
    『鳩笛草』は今一つ面白みに欠けるような気がしました。

  • ◆朽ちてゆくまで・・・8歳の時に両親を亡くし、そしてずっと自分を育ててくれた祖母も亡くしてひとりぼっちになってしまった智子。遺品を整理していると、幼い自分が両親の前で必死に話しているという謎の内容のビデオを大量に見つける。どうやら自分が見た夢の内容を話しているようなのだが…。
    ◆燔祭・・・妹を殺した犯人を見つけ、復讐してやると思いながら生きてきた一樹。そんな彼に、同じ会社の青木淳子が「わたし、お役に立てるんじゃないかと思う」と近づいてくる。
    ◆鳩笛草・・・刑事の貴子には、実は物に触れるとそこに残った感情や風景を読みとることができる特殊能力があった。しかし最近、それが衰えてきているのを感じ不安に思っていた。

    以上3編の中編集。全て特殊能力を持った女性が主人公になっている話が集められている。

    ◆朽ちてゆくまで・・・自分の子供にこんな能力が芽生えていると知ったら、同じようにビデオに撮りためて、その内容を検証していくのだろうか。もし死んでいなかったらゆくゆくどうしたかったのだろうという疑問は残るけれど。いつどこでおこることなのかがわからないのなら、予知夢なんてものは見ない方が幸せなのか。いや、わかったとしても無い方がいいのかも。

  • 随分前に読んだ本を再読。やっぱり面白い。うるっとする。

    「朽ちてゆくまで」「燔祭」「鳩笛草」の3部作

  • 16.11.05
    いつ読んだか正確に覚えてないけど、積み重ねてた所から出てきた。備忘録。
    苦手な超能力系の短編集だったので鼻白んだけど、宮部みゆきの人情話はやさしくてあったかい。

  • 宮部みゆきの描く特殊能力はとてもリアルで想像しやすく読みやすい。今回は三作から成る短編集だが、私的にはやはり表題の「鳩笛草」が一番好きかな。能力を持つ人間の心情心理を上手に描き、それに対する苦悩ともしっかり向き合っている。

  • 超能力者の3編の中編。

  • 超能力。

    物足りない感じは、オチが暗いからなのかな。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。
1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。
大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。
『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。

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