「探偵趣味」傑作選―幻の探偵雑誌〈2〉 (光文社文庫)

制作 : ミステリー文学資料館 
  • 光文社 (2000年4月発売)
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  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334729943

「探偵趣味」傑作選―幻の探偵雑誌〈2〉 (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 探偵小説アンソロジー。旧い時代にどっぷり浸って読めるシリーズです。
    お気に入りは夢野久作「いなか、の、じけん」。実録犯罪物のように思えるけれど、なかなかシュールでユーモラスな読み心地です。……あ、倉阪さんの「田舎の事件」はこれを読んでからのほうが良かったのか!(たしか昔読んだ)
    甲賀三郎「嵐と砂金の因果律」も好き。なんとも皮肉な結末には少し笑えてしまうのですが。さて、この三年後にはまた何かが起こらないのかなあ、なんて(笑)。

  • 珠玉の短編集です。読み辛い文体だと思う人もいると思いますが、おどろおどろしいこの時代の雰囲気は言葉から滲み出てくるものです。昼下がりのテラスで読んでも不気味さは這い寄ってくることでしょう。

  • 名探偵が鮮やかに事件を解決!というのではなくて、犯罪に纏わる奇譚を大雑把に集めたような短編集。むしろ探偵役が出てこないのがほとんど、という意味では若干肩透かしであったものの、煙に巻かれるような幻想的なのから皮肉たっぷりの小気味のよいのまで、バラエティに富んでいるのが楽しい。乱歩の『木馬は廻る』は「書いてるうちに探偵小説じゃなくなっちゃったけど締切なのでごめんね」って注釈が付いてるのがお茶目。まあ同人誌だし、これはこれで面白かったし。時代の雰囲気も味わえて、とても満足。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5170875.html)
    (収録作品)兵士と女優(渡辺温)/煙突奇談(地味井平造)/或る検事の遺書(小栗虫太郎)/手摺の理(土呂八郎)/怪人(龍悠吉)/頭と足(平林初之輔)/助五郎余罪(牧逸馬)/いなか、の、じけん(夢野久作)/木馬は廻る(江戸川乱歩)/戯曲 谷音巡査(一幕)(長谷川伸)/嵐と砂金の因果率(甲賀三郎)/墓穴(城昌幸)/無用の犯罪(小流智尼)/段梯子の恐怖(小酒井不木)/素敵なステッキの話(横溝正史)/豆菊(角田喜久雄)/老婆三態(大下宇陀児)/恋人を喰べる話(水谷準)/浮気封じ(春日野緑)/流転(山下利三郎)/自殺を買う話(橋本五郎)/隼お手伝い(久山秀子)/ローマンス(本田緒生)

  • obtnd

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