幽霊船―異形コレクション (光文社文庫)

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感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334731137

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  • 初詣の行き帰りに読む。怖い本で2002年がはじまってしまったわ。(2002.1.6)

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    小説

  • ホラー。短編集。23作品。
    幽霊船を共通のテーマとしながらも、飛行船・宇宙船もあり、舞台も国内・海外どちらも揃い、恋愛・SF・サスペンスと、意外にもバラエティに富む。
    なかなか質の高い作品が揃っている印象。満足です。以下4作品が好み。

    竹内義和「リジアの入り江」
    恋愛要素を強め、読みやすい文章になっていると思う。気味の悪い怖さ、インパクトの強い結末と、ホラーとしても満足。良作。

    薄井ゆうじ「エイラット症候群」
    砂漠。この一冊のなかでは異彩を放つ舞台。中盤でオチが分かってしまったが、全体的な雰囲気は好き。

    北原尚彦「遺棄船」
    マリー・セレスト号の謎を物語にした意欲作。不可解な状況を上手く説明できている。

    石田一「死の箱舟」
    SF冒険ホラー。軽いタッチで臨場感のある冒険が楽しめる。他作品と雰囲気が違い、良い息抜きに。伊藤計劃・円城塔『屍者の帝国』ぽい?

  • 船をテーマにしたホラーアンソロジー。
    いつもながら豪華執筆陣でお得です。

  • 幽霊船にまつわる短編集。少しの章ごとに話が変わっており、時間を細かく読めると思います。
    日本だったり、他の国をモデルにした内容となっております。

  • 小学生の頃、「ゆうれい船のなぞとふしぎ」という本を読んだ。こちらはノンフィクションで、マリー・セレスト号事件やその他史上有名な幽霊船の話を紹介したものだった。

    で、今回の異形コレクションでもマリー・セレスト号を扱った作品が2本ほど。

    同じ船でも、舞台が宇宙になるとSF色が強くなるのに比べ、地球の海になるとホラー色というか怪談色が色濃くなることに改めて気がついた。ただ、海の妖怪セイレーンとか、死の海サルガッソー海を扱ったものがあるかと期待していた分、ちょっと残念。

    テーマとは直接関係ないのだが、強く印象に残った一節がある。
    「地獄を見て、笑っていられる心を無垢と呼ぶのです」(『海聲』より)

    ここを読んだ時、なぜだか背筋に冷たいものが走った。

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著者プロフィール

1956年、札幌市に生まれる。出版編集者として幻想文学、魔術書の数々を企画、編集。1986年に『魔教の幻影』で小説家デビュー。以降、ホラーをはじめ、ユーモア格闘技小説、時代伝奇小説、妖怪時代コメディなど、幅広いジャンルで活躍。代表作に『朽木の花 新編・東山殿御庭』 『アシッド・ヴォイド』 『Faceless City』 『邪神帝国』 『金閣寺の首』など。2006年「東山殿御庭」(『朽木の花』所収)が日本推理作家協会賞候補となる。〈ナイトランド・クォータリー〉に創刊号より《一休どくろ譚》を連載中。近年はトークイベントにも出演、歯に衣着せぬコメントでファンを沸かせている。

「2019年 『邪神帝国・完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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