俳句殺人事件 (光文社文庫 さ 17-1)

著者 :
制作 : 齋藤 愼爾 
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334731427

感想・レビュー・書評

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  • 俳句は「そんなことを俳句に詠んでいる場合か」というメタ性が可笑しさになる、という卓見があるが、「ダイイングメッセージに俳句」は、その最たるものかも。

    俳句を絡めたミステリー短編のアンソロジー。
    ダイイングメッセージに限らず、句会や吟行を舞台にしたもの、既存の名句を起点にしたもの、芭蕉や一茶が探偵役を務めるもの等、絡め方は様々だ。
    偶数ページの柱には、珠玉の現代名句も収録されている。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5179375.html)
    (収録作品)さかしまに(五木寛之)/巻頭句の女(松本清張)/恋路吟行(泡坂妻夫)/虻は一匹なり(笹沢左保)/殺すとは知らで肥えたり(高橋義夫)/旅の笈(新宮正春)/囀りのしばらく前後なかりけり(塚本邦雄)/紙の罪(佐野洋)/目をとぢて・・・(中井英夫)/死の肖像(勝目梓)/紺の彼方(結城昌治)/句会の短冊(戸板康二)

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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