- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334731595
感想・レビュー・書評
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イラン人と中国人との抗争、外国人殺人、放火事件そして害虫探し。
こんな盛りだくさんで,どれもがいい感じに進行して解決する。
読み終えると全ての綺麗な終息に感動すら覚えた。
手元にある新宿鮫シリーズはここまで。また買い揃えて読みたいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり好き。
鮫島が珍しくコンビを組む。農水省防疫研究所技官(だったかな?)の甲屋さんてオジサン。ほほえましい。
ラブホ放火、街娼殺人、害虫探しの、三つの事件が重なり合う正統派警察小説。
かなりのお気に入り。-
新宿鮫シリーズは、前から順に6作読んでます。その中で2番目に好きなのがこれ。
甲屋さん、いい味出してますよね。新宿鮫シリーズは、前から順に6作読んでます。その中で2番目に好きなのがこれ。
甲屋さん、いい味出してますよね。2012/04/20 -
コメントありがとうございます!
甲屋さんにもう一度会いたい!
わくわく度がちがうので好きですv
コメントありがとうございます!
甲屋さんにもう一度会いたい!
わくわく度がちがうので好きですv
2012/04/20
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新宿鮫シリーズ4作目。
歌舞伎町を舞台にした中国人とイラン人の抗争が起こり、加えて連続放火事件、外国人娼婦の殺人事件。
3つの事件、そして日本に持ち込まれた害虫の蛹が日本を危機へと導く。
読んでいると、相変わらず臨場感はあるが、いくつもの事件が渦巻いてよく分からなくなる事が多かった。 -
外国人の窃盗品密売グループを追っていた鮫島は、イラン人のグループと中国人のグループの抗争に巻き込まれることになります。鮫島の応援要請を受けて警察が駆けつけますが、中国人の主犯格の男の逃走を許してしまいます。
一方、新宿では2つの事件が起こっていました。一つは、歌舞伎町で外国人の売春婦が何者かによって殺害されるという事件で、もう一つは、近くのラブホテルが放火されたというものです。鮫島は、消防署の吾妻という男から、放火の犯人の捜査に協力を依頼されます。やがて彼らは、犯人がポケット・ベルを利用して発火する装置をラブホテルに仕掛けていたことを突き止めます。
さらに売春婦殺害事件では、被害者に近いアルゼンチンからやってきた女性が、日本の稲作を壊滅状態に陥らせるおそれのある「フラメウス・プーパ」というゾウムシを日本に持ち込んでいたことが明らかになります。鮫島は、この害虫が広まるのを阻止しようとする農水省の甲屋公典とともに行動することになりますが、その過程でこれらの事件が複雑に絡み合っていることが明らかとなっていきます。
今回は、鮫島がとぼけた親父の甲屋と凸凹コンビを組んで捜査に当たるという、ややコミカルな趣きのストーリーです。 -
新宿鮫とコンビを組む甲屋。やっぱり大沢在昌さんの作品は言葉のやり取りが巧み。
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鮫島に 消防庁予防部調査課 吾妻と
タッグを組み 放火事件の犯人を捜す。
また 農林省の役人 植物検疫官 甲屋と
イネの害虫フラメウス プーパの蛹を探す。
警察の中では 存在が 煙たがられているが、
違った意味での 協力関係を 鮫島は 組み立てる。
物語の 視点を広げることで
新宿の生態が 浮き彫りになる。
オカマの 放火者。
離婚された婿養子の 造り酒屋のオトコ。
それぞれが 犯罪に引きずり込まれていく。
仙田 ことロベルト村上が 鮫島との接触が。
物語は 淡々として すすんでいった。
『人間とは不思議なものだ。どんな人間であっても、この世界はすべて自分を中心に動いている。強者も弱者も、富めるものも貧しきものも、賢明なるものも愚かなるものも。生まれ落ちてからしに至るまで、人は己れ以外の中心をもたない。』 -
今回はいつもの新宿鮫とはちょっと違った趣きがありました。
そういえば全編に、警視庁とはちょっと畑が違うが、その道のプロみたいな捜査官が登場し、鮫島と組んだりバックアップをして事件を解決し、鮫島に惚れ、味方になってくれる人が登場します。
今回はそんな鮫島の噂を聞き、助力を求めてきたのが植物防疫官。
日本やオーストリアなど島国は動植物の形態が崩れることがあるので、防疫にはとても厳しいと聞きます。
だけど、これなら大丈夫だろう・・・と諸外国から持ち込まれ、見過ごされる物ってたくさんあるんでしょうね。(m( __ __ )mごめんなさい。冷凍にし、美味しい生のソーセージをボストンバックの底に隠して持ち込んだのは私です・・・。)
本書ではイラン人と台湾人の抗争、南米からの娼婦たち、連続娼婦殺人事件などが絡み合い、おまけに外来種問題までも絡んで絡んで~。
それを鮫島と桃井など影ながらバックアップしてくれる脇役たちが解決していくっていうわけなのであります。
検疫官の仕事のこととか、当時の歌舞伎町での不良外人たちのことなどいろいろと「へェ~」な知識もバッチリ入手できるしで、結構好きな作品となりました。 -
面白かったが、これまでのシリーズに比べるとあっさりした内容だった。