夢魔 (光文社文庫 い 31-4 異形コレクション 19)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334731700

感想・レビュー・書評

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  • 飯野文彦先生→知らない人についてっちゃダメオチ
    霜島ケイ先生→先生お得意の村の因襲系ホラー
    新津きよみ先生→安定した死後の世界ウェルカム系ホラー
    安土萌先生→吸血鬼のお嫁さん(近親婚)END
    奥田哲也先生→排泄物とかグロ・・・
    江坂遊先生→めっちゃ好みだった・・・和風ホラー
    山田正紀先生→だから排泄物ネタ多いよ!
    田中哲弥先生→排泄物ネタ連チャンry
    五代ゆう先生→和風ホラー・・・というよりは世にもだったな。好きです
    浦浜圭一郎先生→ジャンルとしてはSFなのかな?
    森真沙子先生→振られ女の怨念ホラー
    朝松健先生→百鬼夜行in座敷
    藤掛正邦先生→カタツムリ・・・
    牧野修先生→久々の誕生オチ
    村田基先生→カップル生き埋めEND
    小林泰三先生→は、ハッピーエンドだ・・・(驚愕)
    かんべむさし先生→これも世にもっぽい
    小中千昭先生→わりと怖い終わり方だったな・・・
    深川拓先生→まさかの百合×近親相姦・・・
    久美沙織先生→先生安定のヨーロピアン雰囲気ホラー
    倉阪鬼一郎先生→穴・・・
    井上雅彦先生→序文の補填です。すげえ情報量だ・・・
    竹河聖先生→オカルト和風エクソシスト
    平山夢明先生→グッッッッッッロい拷問系ホラー
    菊地秀行先生→ピンク映画なのにホラー要素ありありっていう謎映画ほんとにときどき見かけるよな・・・

  • 2001年6月20日、初、並、帯無
    2013年3月26日、津BF

  • タイトル通り今回のテーマは「夢魔」。

    夢魔といえば映画「エルム街の悪夢」のフレディを真っ先に思い出すのだが、実際に読んでみると「夢魔」に限らず夢全般(そして、その殆どが悪夢)を扱った作品も多い。書き下ろし短編24編収録。

    幸いなことにこの本を読了後、悪夢は見ていないようだが……はて、覚えていないだけなのか?

    (感想は読了当時)

  • テーマは「夢魔」だが、どちらかと云えば、夢(悪夢)といった趣きの作品が目立った。
    これがまだ、うつつ部分に軸があるといいのだが、夢部分に軸足を置いたフワフワした幻想譚が多く、読むのに兎に角、疲れる疲れる。正直、イライラして飛ばし読みした作品も多数。
    (田中哲弥「げろめさん」については強烈な吐き気を催す描写の数々に生理的限界をきたし、読みたい気持ちあるのに残念ながら途中でリタイヤ。)
    …まあ、とはいえ、取りあえず気に入ったものを挙げてみる。

    民俗学を下敷きにした怪異譚として手堅い仕上がりの霜島ケイ「夢憑き」。物語が提出した謎にキッチリと引導を渡してくれた奥田哲也「ドクター・レンフィールドの日記」。寓話のような味わい深さの掌編、江坂遊「浮人形」。唯一の宇宙ものSFホラーで攻めた小林泰三「脳喰い」。短編という強い拘束性のなかで魅力的なキャラクターを創造した久美沙織「偽悪天使」。殺伐とした空気感を卓越した筆致で表現した倉阪鬼一郎「片靴」。以上の作品は、うつつにシッカリと軸を置いたからこそ夢が引き立つといった仕上がりで読み応えもあった。(平山夢明「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」は既読につき除外。もちろん鬼畜につき最高。)

    しかし、なんと云っても白眉は菊池秀行「夢魔製造業者」だろうか。まさか異形で泣かされるとは思わなかった…。すべてのB級映画好き、ホラー好きに捧げられた物語。これらの趣向がある方なら、この物語だけでも読まれるといい。ホラー愛好家の菊池氏ならではの映画愛に包まれた一篇であった。
    【上記のように良いものもあったが、作品数が多いうえに今ひとつな作品が目立った本コレクション。本来ならトータル★2つというところだったが「夢魔製造業者」に免じて★3つ】

  • このシリーズ最初は集めてて売ってしまい、ちらほらと再度買い集めた。個人的に駄目な描写がある話が3つあるのでアウトな筈なんだけど、忘れて読み返してしまう。中毒性?「浮人形」と「脳喰い」が好き。

    ホラーは好きだ。スプラッタも描写によっては平気だ。何が駄目って、エロじゃないシモ系描写と「食すべきでないものを食する」描写。これが駄目なら平気とか言うな、と言われそうだが。というわけでそういう描写があるお話が入ってますよ、と覚書。でもまた読んじゃうんだろうなあ。

  • 平山夢明の「怪物のような顔(フェース)の女と溶けた時計のような頭(おつむ)の男」
    がものすごく素晴らしい。

  • 期待していた作家の作品が昔読んだことのある漫画と似ていたのがちょっと残念。オチもおなじだったし。
    (2002.1.9)

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著者プロフィール

一九五六年、北海道生まれ。東洋大学文学部仏教学科卒業。
国書刊行会に入社し、ラヴクラフト作品などの企画出版を手掛ける。八六年、『魔教の幻影』で小説家デビュー。オカルト・伝奇小説を中心に幅広く執筆し、近年は室町時代を題に取った作品を精力的に発表している。二〇〇五年、短編「東山殿御庭」が日本推理作家協会賞候補。アンソロジストとしても高い評価を得ている。

「2023年 『一休どくろ譚・異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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