結婚小説 (光文社文庫 よ 11-1)

著者 : 横森理香

• 光文社 (2001年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kei_mさんの感想 · 2013年5月12日]

再読。
20歳代の4人の女の子たちの結婚をめぐる物語。
雑誌「けっこんぴあ」などに連載されたものというので、色々あっても結婚っていいな、と思わせる話だった。

[マリさんの感想 · 2011年12月18日]

面白かった。読みやすくて一気読み。
２０代前半の普通の女の子の、結婚をテーマにした連作小説。
好き好き！になっちゃう気持ちの表現とか、さらりと書いているようで、うまいです。「背中からばふっとされたら気持ちいいだろうなあ」とか。ああ、わかるわかる、とか思う。
完璧な人間は誰もいない。お相手の男性も完璧じゃない。でも誰も憎めない。たぶん、リアルな人たちってこんなもの。かっこつけてない分正直で鋭い。でも根本は優しい小説だと思う。
華奢で女の子っぽい子がすごくしたたかだったり、ステロタイプに見えるんだけど、この子は大嫌いな母親そっくりになるかもしれないとか思うと少し怖い。

この人の作品は好きです。内田春菊さんに似た読み口だと思う。
エッセイをメインに書いている作家さんで、本人、たぶん小説に対する色気はないのだろう（新潟弁はあんな訛りじゃないんですが…適当に書いたのかなーなんて）けど、もっと書いてほしいです。

[ひぃこさんの感想 · 2006年7月21日]

結婚について４人の女子がそれぞれ語っちゃう。結構ストレートどまんなかで面白かった。結婚ってヒトクチに言っても、それぞれいろいろな形があるね。あたしの場合はどーかしら（-_-）

[たにぐちさんの感想 · 2005年11月29日]

けっこんしたいなあ。旦那とあそんでくらしたい。

著者プロフィール

作家、エッセイスト。山梨県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科映像デザインコース卒。
『ニューヨーク・ナイト・トリップ』で作家デビュー。女性の生き方をテーマにしたエッセイにも定評があり、『地味めしダイエット』（光文社）、『愛しの筋腫ちゃん』（集英社）、『横森式おしゃれマタニティ』（文藝春秋）など著書多数。『40代 大人女子のための”お年頃”読本』（アスペクト）はベストセラーとなった。
ベリーダンスの講師でもあり、主宰するコミュニティサロン「シークレットロータス」では定期的にレッスンを行っている。

「2016年 『人生を踊るように生きて行こう』 で使われていた紹介文から引用しています。」