笑う肉仮面 少年篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈9〉 (光文社文庫)

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  • 光文社
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本棚登録 : 39
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (678ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334732738

感想・レビュー・書評

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  • 山田風太郎の少年向け冒険小説集。
    同じネタを使ってもちゃんと読ませる腕はさすが。
    収録中「青雲寮の秘密」だけが青春コメディ(?)で異色だけれど高校生四人のキャラが出色かつ時代を感じさせる名前の素敵さも含めて非常なる萌えでした。
    最も面白いと感じたのは表題作。
    笑顔が貼りついたような顔に手術される少年という出だしもショッキングでしたが、その後の痛快な冒険譚は魔術師の爺、盲目の美少女、賢い狼などわくわくする脇役の登場で本当に胸が躍りました。
    さすがに少年小説だからか最後は大団円!
    もっともっと読みたい少年小説集でした。

  • 「少年探偵団」を思い出して懐かしいが、基本的には大人が読むに耐えるものではない。風太郎節は味わえるが。

  • ほとんどが勇気ある少年と美少女、という組み合わせが多く、少年探偵小説の王道、という感じです。少年少女向けの勧善懲悪な雰囲気が凄く好きです。ところどころ、旅芸人一座などが登場していて、時代背景が垣間見えるようで興味を持ちました。
    子供向けにしてあるからか、ある程度トリックが読めるものが多いし、冬眠人間のように同じようなトリックをリメイクしているのが結構ありますが、それが気にならなくなるくらい、「次はどうなるの…!」と主人公達がピンチに陥るたびにドキドキしてしまうのは、やっぱり話の進め方が凄く上手なんだと思います。

    ところで、天国荘奇譚の面々にまた会えるとは思っても見ませんでした!なんかあの毒気が好きだったので嬉しいです。

  • 水葬館の魔術
    姿なき蝋人
    秘宝の墓場
    魔船の冒険
    なぞの占い師
    摩天楼の少年探偵
    魔の短剣
    魔人平家ガニ
    青雲寮の秘密
    黄金明王のひみつ
    冬眠人間−(中学時代二年生版)
    暗黒迷宮党
    なぞの黒かげ
    冬眠人間−(少年クラブ版)
    笑う肉仮面

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2018年 『忍法双頭の鷲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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