3000年の密室 (光文社文庫)

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著者 : 柄刀一
  • 光文社 (2002年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334732882

3000年の密室 (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 3000年前の密室殺人よりも、サイモンと名付けられたそのミイラの身体や身につけていたものが巻き起こす論争がメインだと思った。

    現実の学説の動向はまったく分からないが、サイモンのひとつひとつの設定が、おそらく当時の学説を踏まえて、パラダイムの変化を起こすようなポイントに焦点を当てられているのだろう。
    耳や骨、石包丁についた脂肪酸などから次々と推論していく様はミステリの面白さ。
    弥生時代ではなく縄文時代後期の段階で、稲作農耕文化は開始されていたのか?
    サイモンが持っていた穂摘み具が非常に重要なアイテムとなっていく。
    結末で、なぜかスケールの大きな話をしてしまったのはご愛嬌。

    プラントオパールとか抜歯とかちょっと懐かしい。これを読んでたら、考古学の授業に少しぐらいは興味をもてたかも。

  • 学生時代に読みました。
    ちょっと難しいです。IFの迷宮のほうが良かったかなぁ

  • 3000年前の密室殺人⁈そんな謳い文句に惹かれ手に取った作品。しかも、柄刀一のデビュー作。
    歴史ミステリーというジャンルになるのか。仕事柄多少馴染みがあるけれど、考古学の専門用語が多くてちょっととっつきにくいかも。でも、3000年前の密室の謎は、「そう来たか〜」という感じで素晴らしい。過去、現在、未来と、“3000年”というキーワードの使い方が見事で、きれいにまとまってる。

  • サスペンス?

    3000年前の殺人事件!?密室状態で発見された縄文人ミイラは背中に石斧をうたれ右腕を切断されていた。ミイラはサイモンと名付けられ学会の新たな論争の焦点となっていくが、発見者がある日行方不明となる。

    発見者は事故か事件か?
    またサイモンが示す3000年前の密室の謎は?

    というストーリー

    うーん、微妙。考古学ものなのか、サスペンスなのかどっちつかず。ラストでうまくまとめた感じです(=´∀`)人(´∀`=)

  •  縄文時代の生活様式を知る上で参考になる。こちら表紙に長編推理小説と申し訳程度に記載されていのだが、作者の意図として成功しているか失敗しているかは微妙なところである。この小説を読み、あとがきの参考文献に興味をもつだけでも価値はある。

  • 不吉は非日常で切り離す。

  • 歴史ミステリ、というのかな。鯨さんとか高田さんとかをイメージするとちょっと違いますが。これと同じく、柄刀さんの作品にはいくつか「××年の~」とタイトルにつく作品があるけど、この「××年モノ」はこの方の硬い感じの文章に合ってる気がする。この硬い文章が読みにくいので、なかなか進まず、読後も時間がかかったわりにはなぁという感じで評価が下がりがち。悪くないけどもう少し読み口がライトな方が。

  • 日本最古の密室殺人。お見事!

  • 妙に集中できずになかなか読み進めることができませんでした。
    なんでこんなに読み進めれないのかと考えたところ、どうやら自分にはこの文章の書き方が合わなかったようです。
    ちょっとした書き方が気になり、こう言う書き方のほうがすんなり読めるのになーなんでこんな書き方なんだろうなーとか余計なことを考えながら読んでいたので、物語になかなか入り込めませんでした。
    ミステリーよりも考古学に重きを置いていたように思いました。
    そして、考古学関係以外の事柄の描写は妙に軽く感じてしまい、特にサイモンを巡るごたごた(利権やら何やら)はもっともっと深く描いてた方がより面白くなっていたんじゃないかなと思いました。
    洞窟の密室と転落事件のトリック(と言う言葉が合うのかどうか微妙ですが)は結構単純で、自分でもなんとなくそうじゃないかなーと思ってたことが当たってしまっていたほどでした。
    満足度は★★★☆☆。
    サイモンがどんな人物でどんな生活をしていたのかを解き明かす過程はミステリーを解き明かすのに通じる部分があるのかもしれないなと思いました。

  • 縄文時代のミイラが洞窟から発見され、どうやらそれが
    殺されたもので、しかも洞窟は内側から閉じた形跡があり
    洞窟の中にはミイラ以外に人間の居た形跡が無かった様子。
    また、考古学の常識を覆しかねない事実も分かってきます。
    その騒動の最中、発見者の男性が行方不明になってしまいます。

    3000年前の密室殺人のトリックや、現代の事件も私は
    面白いなぁと思いました。
    でも、途中の、主人公達が話している考古学の講釈が
    長ったらしくて少し退屈してしまいました。
    ただ「事件がありました〜トリックを解きました〜犯人
    見つかりました〜」的な流れだけではつまらないので、
    そういう付加価値もある方が好きなのですが
    もう脱線しすぎなような気がしてしまって。
    それと、文章が上手いのだか下手なのだか分からなかったです。
    特に地形の説明とか、私が想像力欠陥しているのでしょうが
    ちょっと分かりづらかった…。

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