鍵孔のない扉―鬼貫警部事件簿 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 61
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334732998

感想・レビュー・書評

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  • 時代的な音楽業界の描写が面白い。

    桜荘七○五号室
    木曜日の女
    ある証言
    X 氏
    予告電話
    松に歌うは
    いやな予感

    夜に聞く
    女按摩
    蔵王
    浪曲嫌い
    ボストンバッグ
    夜の掃除夫

  • おもしろかったし解決方法がよかった。
    地味だけどドラマチックで。

  • 少しずつ崩されていくアリバイトリックは、解説の北村薫が書く通り、「整理の快感」そのもの。今では使えないトリックもあったけど、面白かった!

  • 次から次へと容疑者が変わり一体誰が真犯人なのか予測がつかない前半と、容疑者が絞られ鬼貫警部がアリバイトリックを崩しにかかる後半の二段構えで最後まで気が抜けません。
    アリバイ崩しは、相変わらず小さな手掛かりから開けていく無駄のない展開で安定感があります。シデ虫と浪曲がポイントになっているところがとてもユニークです。
    また、今回はアリバイ崩しに「密室トリック」が使われているので、本格モノとしてはとても贅沢な作品だと思います。

  • 鬼貫警部シリーズ


    妻で声楽家の久美子と離婚した鈴木重之。彼女の愛人の存在。木曜日に逢引きする二人。部屋の持ち主・雨宮が浮気相手として考えられたが・・・。殺害された雨宮。動機を持つ重之に容疑が・・・。久美子の本当の愛人の正体。俳優である朝吹の存在。久美子の事故。朝吹の失踪。重役である鷹宮の捜査。朝吹の遺体発見。朝吹の元妻に欠けられた容疑。鬼貫警部の捜査。謎の男の持つ茶色と黒の靴の謎。

     2010年12月13日読了

  • [北村薫さんが解説を書いている]
    解説 北村薫

  • 鮎川の魅力を余すことなく堪能できる作品。小道具の使い方は相変わらず巧いし、事件の本質を表したタイトルも面白い。音楽家夫婦の口喧嘩に端を発したストーリーは、様々な人物の思考を経て大きく様変わりし、挑む価値のある完全犯罪となって読者に立ち向かってくる。前半の展開は直線的。着実に前進し、ゆっくりと少しずつ広がり始める。そして全貌が見えかけた時、鮎川お得意の強固なアリバイに行く手を阻まれる。真犯人は非常に頭のよい人物として描かれているが、私はそれを作者の分身のように思い、ひたすら感服して読んでいた。アリバイトリックというものは現実的であるから、可能性を追えばキリがない。そして本作品は、その“キリ”まで追って練り上げてあるのだから、感心するやら呆れるやら。

  • アリバイ偽装の方法がすごい!と思いました。
    そしてそれを見事にうちやぶった鬼貫警部もすごい。
    ちょい密室もあっておもしろさ満載。

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