王を探せ: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫 あ 2-41 鮎川哲也コレクション)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334733148

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  • 王を探せ
    作者の言葉
     長すぎるプロロオグ
     1 疑惑の人たち
     2 アリバイの調査
     3 五人目の男
     4 三浦半島へ
     5 ヨッテルにて
     中途半端な間奏曲
     6 霧の死体
     7 新しい発見
     8 御油・赤坂
     9 最後の発見
     まとまりを欠いたエピロオグ
    あとがき 多分に饒舌な
    角川書店「王を探せ」 1981年12月
    (原型 「王」 野性時代 1979年4月)

    エッセイ 柄刀一
    破門覚悟で私生活を暴く

    解説 山前譲
    鮎川哲也と登場人物名

  • 亀取二郎を探せ。
    なかなか複雑な話だった。
    犯人の目星はけっこう最初の方についたけど、しかしこのトリックはわかるわけない。

  • 3+

  • 容疑者の名前が全員同じという構造が面白かった。

    正直犯人の割り出し方にはあまり目が向かなかった。二流ミステリ読みなものでm(__)m

  • 鬼貫警部シリーズ

    死亡ひき逃げ事件の現場を目撃され木牟田という男に強請られる「亀取次郎」。現金受け渡しの際に木牟田を殺害するがメモに残された「亀取次郎」の名前。しかし容疑者が多数。丹那刑事の捜査。俳優たちのアリバイ。夫婦で旅行をしていたという男。木牟田殺害の現場写真を写した川井。再びの強請りと殺害。「王」というダイイングメッセージ。電車の写真の秘密。車掌を呼び出した女の秘密。

     2010年12月17日再読

  •  犯人の名前は亀取二郎。
     というところから始まって「王」を探すことになるまでが長かった(笑)

  • アリバイがてんこ盛り。どこを切ってもアリバイだらけ。同姓同名の容疑者たちと連続殺人という組み合わせは、アリバイの把握だけで頭が痛くなる。なので、一気読みをお勧めする。私の場合はだらだら読みになってしまったので、アリバイ崩しの醍醐味も感じないままあっさりと読了した。絶妙なタイトルに毎回感心するのだが、本作品は肩透かし。終わってみれば、「ああ、そんな謎もあったなあ」という淡白なリアクション。

  • 犯人の名前は亀取次郎。
    それは判っているのに亀取次郎は四人が四人ともアリバイをもっていた!
    どの亀取なのかハラハラしちゃいます。

  • 冒頭から繰り返し続けられる5人の「亀取二郎」のアリバイ調べはものすごく魅力的だし、それぞれのキャラも立ってる。そしてそれを支えるトリックもちょっと専門知識を必要とされる以外は良かった。でも…俺は鬼貫警部が見たかったのにー…。いや丹那刑事もいいんだけどさー。

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著者プロフィール

鮎川哲也(あゆかわ・てつや)
本名・中川透。1919(大8)年、東京生まれ。終戦後はGHQ勤務の傍ら、様々な筆名を用いて雑誌へ短編を投稿し、50年には『宝石』100万円懸賞の長篇部門へ投稿した「ペトロフ事件」(中川透名義)が第一席で入選した。56年、講談社が公募していた「書下ろし長篇探偵小説全集」の第13巻「十三番目の椅子」へ応募した「黒いトランク」が入選し、本格的に作家活動を開始する。60年、「憎悪の化石」と「黒い白鳥」で第13回日本探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。受賞後も安定したペースで本格推理小説を書き続け人気作家となる。執筆活動と並行して、アンソロジー編纂や新人作家の育成、忘れられた探偵作家の追跡調査など、さまざまな仕事をこなした。クラシックや唱歌にも造詣が深く、音楽関連のエッセイ集も複数冊ある。2001年、旧作発掘や新人育成への多大な貢献を評価され、第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。2002(平14)年9月24日、83歳で死去。没後、第6回日本ミステリー文学大賞を贈られた。

「2020年 『幻の探偵作家を求めて【完全版】 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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