狼の血 (光文社文庫 な 22-2)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 126
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (720ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334733315

感想・レビュー・書評

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  • あっという間に読めたのは、展開が早いから?内容が薄いから?
    無駄と思える説明や描写が多いが、娯楽ならノープロブレム!
    性描写、殺人、ゴキブリを流せるならば。。

  • 少し描写が細かいとこが多く、私には読みにくかった。
    かなりの時間を要してしまった…
    ただのサラリーマンが一挺の拳銃を手にしてから、どんどん変わっていく様は興味深いとこはあったが、期待していたほどの展開でもなかったかも…
    2021.8.12

  • 読み終わった。
    持ち運びに便利なはずの文庫本も、本編712Pの厚さはまあ、嵩張ること嵩張ること。
    鳴海サンは、ほとんど初。
    帯の推薦文に口説かれ購入。推薦人の花村萬月氏の口説き文句に偽りはなく、強力で危険で陰鬱でヤバイ小説だった。
    銃で撃ち殺す場面の描写もリアルだが、セックスの場面もリアルに描かれています。
    どちらも、主人公視点で生々しく語られていて、それ故に、主人公の鬱屈した心理とか、抑え込んでいた憤怒とか、決壊寸前の不満などが際立っているように思います。
    サラリーマンの人で、影響を受けやすい方は、読まない方が良いかもしれない。
    いや、逆に読んだ方が良いのか……。



  • フツー?の日々を送るフツーのリーマンがブチッと切れる…作者名とタイトルで手に取っちゃったけど…(´Д`)ハァ…
    出だしから鬱々悶々で放棄しそうになったが、最後まで読まされちゃった…(´Д`)ハァ…

  • バイオレンス

  • 独特な世界観。そこらの平凡なハードボイルドより
    よほど面白い。けどクセあり。個人的にはこの内容
    でよくこの長さまで引っ張ったなあという勇気が。

  • つまらない本だった。句読点が変なとこにあったり、そんな描写が必要なのかというシーンがやたら長かったり、なんだか無理やりに話をまとめた感がある。
    この内容だったらページ数も3分の1くらいでも良かったんじゃないか。

    せめて登場人物がもっと魅力的だったら、良かったのに

  • つまらない。ミステリーでもないし狂気の殺人鬼になるわけでもないし風刺的な内容でもない。物足りなさとイライラが残った。サラリーマンの宿命と弱さが描写したいのだろうに、官能小説に近い話の展開はいかがなものか。文体としては読点が多くテンポが悪い。なんとも読みにくく感じた。
    最初に出てきた女子高生風の女性とラスト同じ場所で死することに意味があったのだろうが私の理解力と想像力不足で単なる余った伏線の回収に思えた。

  • ナイス。

  • 元々好きな作家です。知らずに2度読んでしまった。ただ読んでいくうちに、つらくなるストーリー。読後もなんだか気が重くなる。嫌いではないんだけど・・・立ち食いそば屋でのゴキブリ、印象に残るが・・・

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著者プロフィール

1958年北海道生まれ。’91年『ナイト・ダンサー』にて江戸川乱歩賞受賞。以後、航空小説の分野で独自の世界を描き続けつつ、警察小説、時代小説でも活躍。’18年からは池寒魚名義で時代小説を発表。作家デビュー30年、100タイトル目の新作『レジェンド・ゼロ1985』(集英社文庫)が最新刊。

「2021年 『14歳、夏。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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