針の誘い 新装版 (光文社文庫 つ 2-25 土屋隆夫コレクション 千草検事シリーズ)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334733445

感想・レビュー・書評

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  • エロス要素多め。
    犯行原因に色情が絡んできます。
    しかも結構濃いめ。
    こっちがうんざりさせられちゃうぐらいにね。

    表題作がやっぱりウェイトが大きいので
    印象に残りました。
    犯人ももうすでに上がってきてはいるけれども
    到底提示された事実は「単独犯にはなりえない」
    だけれども…

    この作品、大変胸糞な事実が出てきますので
    読む際にはそれ相応の覚悟が必要です。
    (いわゆるそういったのを辱める描写あり)

    劇中殺人の作品は
    なかなかいいアイデアだと思いました。

  • 確か昭和に読んだので元号が平成になってから初めて再読。タイトルの意味をすっかり失念してた。犯人とトリックは覚えてたけど。

    しかし動機のネタ土屋先生好きだねー。「ぬめるような太腿」って表現もそうだけど(笑)。

  • 製菓会社社長の娘が誘拐され、身代金受け渡し役の母親が衆人環視状況で殺されるというお話です。派手さはありませんが、小さなトリックを組み合わせて大きなトリックを補強する手際が秀逸です。誘拐小説の傑作として挙げられる作品の一つだと思います。

  • 表題は誘拐物。

    社会派もききつつ、不可能状況下での殺人と、要素が詰まってます。この時代はよかったの~

  • 御多分に洩れず本作品の誘拐事件も凝りに凝っている。ある動作がミスリードを誘い、また、通常の動きの中に犯人の巧妙さが潜んでいたりと、その細かな構成には舌を巻く。が、結果的には千草検事の粘り勝ち。 殺害方法が突飛なのでしばし迷走するが、推理の出発点としての論理はいたってシンプル。不可能犯罪の最も可能性のない部分に焦点を絞り、論理を武器に犯人の牙城にじりじりと迫っていくプロセスは、一見地味だがすごく迫力があった。

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