城をとる話 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334733995

感想・レビュー・書評

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  • するするすると読み終えた。
    登場人物は少なく、1人ずつ増えていくので分かりやすい。

  • 正直面白く無かった。司馬遼太郎さんが書かれる主人公ってこんなにつまらない人物なんだ。始めは多少期待したが途中からこいつなに?って感じて、最後は全然魅力は感じられなかった。今後 司馬遼太郎さんの作品もつまらない作品も有る事を知りましたので気をつけたいと思いました。

  • 上杉景勝が旧領の越後から元蒲生領だった会津若松に入封したのは2年前。伊達政宗は大崎(今の仙台)を本拠地とし、上杉領白河付近の国境にある桔梗ヶ原という盆地に野戦用の帝釈城を建築しつつあった。常陸国から流れてきた車藤左が、上杉家の家臣・中条左内を引きつれて、この城を落とすべく伊達領に忍び込む、という話。
    数人で城を落とそうと暗躍する様があまりに現実離れし過ぎた。

  • 上杉伊達の城取り話というので、てっきり長谷堂の話かと思って読んだら全然違った。映画原作の本なのね。
    途中、赤座、遠藤、商人、黒橋村、赤土村それぞれの立場で物事を考えていくところは当時の個々の利害と発想がうまく対比されていて面白かった。終盤のグダグダというか崩壊は映画的な感じはする。石田三成になぞらえていたのは興味深い。

  • 石原裕次郎が頼み込んで映画の原作として書かれた小説だそうな.

  • 司馬遼太郎さんのほかの作品と比べるとだいぶ物足りないような気がする。
    作品の成り立ちに原因があるかも。

    ただ、若干異色ではあるので、一読してみてもよいかも。

    払ってもいい金額:300円

  • 司馬遼太郎の歴史蘊蓄がなく
    「痛快娯楽歴史小説」的な
    小説になるかと思っていたが
    次第に主人公のいい加減さから
    沢山人が死にすぎて
    嫌になってきてしまった
    妙興寺ブックオフにて購入

  • 戦国の世に伊達と上杉の国境にある
    帝釈城を取るという「仕事」。
    痛快時代小説でありながら
    仕事の本質に迫る!
    その仕事に必要な機能を
    それぞれの人間から引き出し、
    組織化し、人間だけを機能だけで使い、
    動かしてゆく…。

  • 2019.10.1(火)¥250(-20%)+税。
    2019.11.13(水)。

  • 風雲急を告げる関ヶ原合戦前夜、米沢藩(上杉)豊臣方と仙台藩(伊達)徳川方が虎視眈々と権勢争いにしのぎを削っていた。国境に築城中の「伊達の帝釈城」を乗っ取ろうと名乗りを上げた上杉方の車藤左(くるま とうざ)を中心とする個性溢れる面々が暴れまくる時代小説。昭和の大スタ-石原裕次郎のファンだったという【司馬遼太郎】が、彼の映画のために書き下したという幻の復刻版であるが、『孫悟空』のごとく天翔けるスト-リ-展開に、息つく暇なしの大活劇編。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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