獣人 ―異形コレクション (光文社文庫)

  • 光文社 (2003年3月12日発売)
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  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (706ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334734671

獣人 ―異形コレクション (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 本作のテーマは獣というくらいだから、毛むくじゃら系のお話が多いかと思っていたら、やっぱりそのとおりだった(笑) とはいいつつ、いつもの異形よりは素材感がタイトなぶん、その範疇での各作家による手練手管の違いを堪能できるという良さがあった。で、それが功を奏したのか、本作は今まで読んできた異形コレクションのなかでも傑作の部類に入った。

    個人的なベスト3を上げると、1位は「けだもの」と「さいはての家」。2位は「蛇」。3位は「主婦と性生活」「角と牙」「双頭の鷲」…とまあ、同率が多いけどこんな感じ。

  • 今回のテーマはタイトル通りの「獣人」。
    獣人といえばすぐに思い浮かべる「人狼」をはじめ、猫や犬、爬虫類に虫、“くだん”までが並ぶ。収録作品に登場する半人半獣の存在は、異形コレクションという名にある意味(このシリーズの中でも)最も相応しいのかもしれない。

    ◎気に入った5作品
    ・「けだもの」 平山夢明 ……この著者にしては意外と正調な“人狼”もの。
    ・「蛇」 町井登志夫 ……今回のベスト。ラストが凄まじい。
    ・「邪笑(わら)ふ闇」 朝松健 ……おなじみの“一休もの”。
    ・「水のアルマスティ」 牧野修 ……電波系は控えめ。
    ・「双頭の鷲」 速瀬れい ……異形の姉妹の悲話というべきか。
    (以上、収録順)

    ※スクリーミング・マッド・ジョージによる各扉絵(ある仕掛有り)も中々面白い。

  • 大好き短編集。お気に入り話は「けだもの」、「守護天使」、「二頭の鷲」。人から獣へ、獣から人へ。

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