十津川警部 長良川に犯人を追う (光文社文庫 に 1-83)

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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334735807

作品紹介・あらすじ

東京・上野でホームレスのテントが燃え、十六人が焼死した。放火の疑いを持った新聞記者・白木は、火元の男性が岐阜・長良川周辺の出身と知り、調査を始めた矢先、凶弾に倒れた!白木の足跡を追い、岐阜へ乗り込んだ十津川と亀井は、二年前のある事件との接点を探り出すが、関係者の口は一様に重い。さらに岐阜県警までもが…。十津川警部、孤立無援の闘い。

感想・レビュー・書評

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  • 新聞記者の白木の視点から始まっており、白木の調査の結果を元に十津川警部が岐阜県に向かっている為、序盤から犯人候補はほぼ出揃っている。岐阜県内での捜査という事で、有力者への忖度から県警の協力はほぼ得られず、終盤で協力してくれていた警部が殺されてからようやく真面に捜査が進むので、サクサク展開が変わるのを好む方にはお勧め出来ない一冊。

  • 上野公園で,寝泊まりしている人が,火事で亡くなった。
    家がない(ホームレス)と言われているが,家があってもなんらかの事情で帰れない人達もいる。

    現場にいた新聞記者が不審火だと思い,調べ始める。
    火元でなくなった人が長良川について話ているのを聞き,岐阜へ行く。

    記者が殺され,十津川警部らが乗り出す。
    事件は岐阜の新聞社,岐阜県警も巻き込んで,一大事件になっていく。

    西村京太郎が社会派になろうとしていた片鱗を伺うことができる。

  • 十津川警部の推理に対する 亀井刑事の合いの手が抜群

  • 東京でホームレスが殺されて、
    その人を調べてた人も殺されて、
    十津川警部が岐阜にいく話。

    うん、すごく2時間ドラマぽい。

    地方ってこんな形で閉鎖的だよなーとか思いつつ、
    特にトリックとかじゃなくて推理推測で話が進むので、
    これって一本道間違えたら大変じゃね?と思います。
    確かに証拠なんて無いんだけど、、、

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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