アップフェルラント物語 (光文社文庫)

著者 : 田中芳樹
  • 光文社 (2003年11月12日発売)
3.52
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  • レビュー :14
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334735845

アップフェルラント物語 (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • まるで児童文学のような、ボーイミーツガールな近代冒険ロマン。

    第一章の舞台背景の時代説明だけで気分が高揚した。
    科学は進歩であり、進歩は幸福であると信じこむことができた時代。
    アドミラル・トーゴー、アルバート・アインシュタイン、ライト兄弟、ジュール・ヴェルヌ、モーリス・ルブラン、エーリッヒ・ケストナー……錚々たる名前が登場し、それだけで時代の幕開けを予感させわくわくしてしまう。
    健気な少女と勇敢な少年、若者から年配の女性(女王さま!)までみな魅力的だ。チート能力をもつ少年も、キザなイケメンも、ツンデレ美少女も登場しない。正統派の冒険譚。

    いかに現在のハーレムラノベが異常なのか考えさせられた。主人公が何の努力もせず複数の美少女から好かれ求められているって、欲望丸出しで気持ち悪いのかも、と。

  • 「おれ、自分のためならでたらめもいうけど、これには他人の生命がかかってるんだ。嘘なんかつかないよ!」

    長編冒険ロマン!
    まさに言葉のとおり、アツイ冒険ものでした。
    1980年代の出版が最初だから、どうしても古い、と感じつつも、
    どんな展開を見せるのかは、ワクワクしました。

    主人公の少年ヴェルやヒロインフリーダのひたむきさとか、
    決していわゆる「キャラ読み」のみの物語ではないけれど、
    魅力的な登場人物たちがたくさん。
    敵でもあるアリアーナもかなり魅力的な人物。
    ヴェルを何かと信じてくれるフライシャー警部、そしてアップフェルラントの面々も面白かった。

    田中芳樹氏の小説、気になっているので、、
    やはり新しいものから読んでいったほうがいいかもな〜なんて思ったり。

    【10/5読了・初読・市立図書館】

  • 面白かったです。
    さすがの文章力
    子供っぽい挿絵に騙されて読まずに逃げてましたけど
    細かい設定からなんのかんの
    凄いですね。内容は少年を軸にする冒険活劇なんですけど
    大人が読んでも読めるのは
    適当な設定をしていない&確かな文章力&表現力
    次はどうなるんだろう‥的なドキドキが得られるのが素敵でした
    ジブリで映画化してくれないかな
    見てみたいなぁ‥と思いました

  • 基本的に一著者一冊を旨とするつもりなので、田中芳樹だけ例外とするのは心苦しいのだが…好きなものは好きだからしょうがない(何
    中世の列強に囲まれた小国を舞台とした痛快な物語。
    勇敢な少年に健気な少女、とくればあの名作。ラピュタが好きな方なら楽しめるでしょう。

  • 田中芳樹の長編冒険小説。こういう作品のために勧善懲悪という言葉はあるのだとか、ちょっと大きい事も言ってみたい(笑)生き生きとした少年少女と真っ当な感覚を持った大人が悪漢達を蹴散らす様は見ていて清清しい程。何より、カロリーナ女王の言葉は現実感覚と理想の調和が取れていて、素晴らしいとしか言えません。是非、子供達にこそ、読んでほしい。

  • 機関車上の戦いがお約束な感じで好きです。

  • 田中芳樹のヨーロッパを舞台にした冒険物ではこれが一番面白い。

  • 少年少女の出会いとか冒険も好きだけど大人の関係も気になります。警部やるなぁ。国同士のやりとりも良い。女王様が素敵だ。にしても印章を女王の目の前で奪い合ってそれで取った者勝ちになってしまうのはいかがなものか・・・。

  • 昔のヨーロッパを舞台に架空の国・アップフェルラントで起こったささいな事件は国の勢力図を全て覆す大きな事件へと発展した。冒険あり、推理あり、恋愛(?)ありと読み応え十分です。

  • 主人公・ヒロインともにかわいいです。まわりの大人たちも魅力いっぱい。何気に初心に戻って冒険ものを読みたい時にぜひ。

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