- Amazon.co.jp ・本 (707ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334736408
感想・レビュー・書評
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評論なんて、くそくらえ!
まぁ、「くそくらえ!」まで言っちゃうと、ちょっと言い過ぎかもしれないですが。
でも、本の感想を書く理由って、自分の楽しさを伝えて、その本を誰かに読んでほしいと思うからじゃないですか?
そういう意味では、乱歩のこの本って、評論としては甘いかもしれないけど、その役割は、達していると思います。
乱歩、メチャクチャ楽しそうです。
まあ、この人らしく、膨大な資料を集めてやっているので、ついつい、「評論」とか、「論文」を期待したくなるのかもしれませんが、この本の目的って、結局、世に推理小説を流行らせたいとか、紹介したい……いや、オレは、こんなにおもしろい推理小説をこんなにたくさん読んだぞ~と言うことなんじゃないかと思います。
しかし、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズや、チェスタートンのブラウン神父が、けっこう昔の作品なのは知っていたけど、クリスティや、アイリッシュの「幻の女」、チャンドラーなんかも、けっこう昔からあったんだなぁと知って、ビックリしました。
わたし自身は、本格推理ものよりも、ハードボイルドの方が、読みやすいんですけどね。
でも、これ読んで、ホームズとブラウン神父は、ちょっと読み返したくなってきた。 -
2009/
2009/
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再読。
トリックを考えたくなったので。
古今東西のトリックが網羅してあり興味深かった。 -
2009年6月7日購入
2009年8月20日読了 -
obtnd
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面白かった。面白かったのだが「類別トリック集成」をうっかり読んでしまったためにネタバレくらったものがチョコチョコ。また、確かに乱歩先生が本格が大好きであるということはよく分かるのだが、天城一の考え方に賛同している俺からすると、ああ、こういう考え方が乱歩から出ていたために日本のミステリはトリック一本槍になってしまったのかもなぁとか無責任に考えてみた。どこまでも自分の間違いである可能性は高いけど。