森 蘭丸 (光文社文庫 さ 16-7 光文社時代小説文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334736415

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  • “金山湊をやきものの集散地とし、織田家の台所を潤せ”金山城主となった蘭丸の父・森三左衛門は、信長から命じられるが合戦で討死。 幼くして通商の要地を見て育った蘭丸は、信長の小姓に召されるや、算にたけた怜悧さで力量を発揮する。 やがて信長に資質を認められ、知行地を与えられた蘭丸。 だが一方で、二人の娘との愛に苦悩する若者でもあった。 長編歴史小説。

  • 血湧き肉躍る、というワクワクできる内容ではなかったが、ゲームでは男の娘キャラ、他の戦国時代を舞台とした小説やドラマでは脇役に過ぎない蘭丸が主人公の話としてまぁまぁ楽しめた。

  • 森蘭丸の歴史小説、というよりは時代小説。
    主従とかの話はなく、ただ二人の女性の間で揺れ動く。
    なので、なぜ信長に優遇されたとかが不明。
    引っかかる箇所もあるので、織田家の話を読みたい側としては物足りない。

  • 織田信長の小姓として世に名高い森蘭丸。船頭の子・平太との身分の上下を厭わない友情を築くなど、聡明でありながら心優しい子ども時代を経て、信長に小姓として召し出され、その聡明さから着々と織田家での立場を登りつめていく。
    母の侍女・八重との恋、由布姫との新たな恋、八重との別れ。紆余曲折を経て、全てが丸く収まろうかという時に本能寺の変が起こる!

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著者プロフィール

1946年愛知県生まれ。愛知県立女子大学(現・愛知県立大学)文学部卒。75年「石女」で第24回小説現代新人賞、82年『陸奥甲冑記』『寂野』で第3回吉川英治文学新人賞を受賞。古代から近世を舞台に、資料を駆使した独自の視点による歴史小説を執筆。

「2017年 『似非遍路 高瀬川女船歌九』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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