- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334736798
感想・レビュー・書評
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前半は好きだった 読みづらさは重さがすごいので仕方ないと思う 後半はとくに生きたい女のはなしが後味悪いのに面白かった なかなかこういうものは読まないのでよかった
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読みたい話が入ってるから借りてみたら、恋愛小説アンソロジーってなっててびびった。と思ったら、中身は癖がありまくりで更にびびった、と言う。この雰囲気は嫌いじゃないけど、さすがに連続で来るとお腹がもたれるかな。
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チェーホフが良い
昔の話なのに、ちっとも古びてない!チェーホフよどみねぇな!
平林たいこの話は怖いっていうか、はらたつのりだね。
村上龍はこの人は大体いつもこんな感じですよね。って。
江国香織は読みやすいけど、一つだけ異質な感じ。 -
恋愛アンソロジーということで、魅惑的でドキドキなストーリーの数々をきたいしていたのですが、そういう意味では期待はずれでした。でも、尋常でなくて、実際には経験したくない恋愛模様が描かれていて、そういう意味では刺激的でした。そんな中で「シャトー・マルゴー」はちょっと魅惑的だったかも。どんな香りなのか、私もそれだけは味わってみたいです。
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吉行淳之介「謎」、河野多恵子「朱験」、安西水丸「ホテル・ダンディライオン」、江國香織「十日間の死」、佐藤正午「夏の情夫」、村上龍「シャトー・マルゴー」、平林たい子「私は生きる」、チェーホフ「かわいい女」の8作品を収録。
短編なので読みやすいです。
どれもそれぞれ、あやうさのある、不思議な雰囲気がして引き込まれました。 -
恋愛アンソロジー(2007年以前読了)
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080513(a 080828)
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表紙に書かれた「恋愛小説アンソロジー」という文字だけに惹かれて買ってしまった人は、後悔するかもしれない(笑
あとがきにある、江國香織さんの言葉を借りるなら
「日なたと日かげがどちらも濃くて、くらくらする」「現実があやうくなるくらい、鮮やかなもう一つの世界」
そんな表現が合うような作品ばかりを集めた、一冊です。
正直、くらくらしました。
クセが強めです。
でも、くらくらを味わいたい方はぜひ、挫折せずに読みきってみて欲しい。短編だしね。
恋は一人の男の中の男性(おとこ)を暴き、一人の女の中の女性(おんな)を暴く、そうです。
この感覚がなんとなくでも分かるような恋愛がしたい。この感覚が分からないような恋愛は、したくない。 -
タイトルがすごく好きです。「十日間の死」は泳ぐに〜にも収録されていますが、なによりも、「恋は人を暴く。一人の男のなかの男(おとこ)性を暴き、一人の女のなかの女(おんな)性を暴く。だからおもしろいし、だから、とても人にすすめられない。書物のなかで、暴かれたそれが、ひっそりと、でも白日のもとに晒されたさま。私は目をそらすことができない。残酷だけれど美しい眺めだ。(「選者あとがき」より)」にやられました。江國さん以外の方々も想像たる顔ぶれです
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古い文体の文章って、なんであんなにぐっとくるんだろうね。あの時代の人間描写ってなんか好きだ。