蒐集家(コレクター)―異形コレクション (光文社文庫)

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  • 光文社
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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (620ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334737399

感想・レビュー・書評

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  • 2004年8月20日、初、並、帯無
    2016年5月3日、伊勢BF

  •  「ジュニア小説の最高傑作を一冊選ぶとしたら、名木田恵子さんの『ナイトゲーム』です」と回答し、彼は特別会員として終夜図書館に招かれる。そこはジュニア小説を数万冊あつめた秘密の図書館だった。この件で俄然『ナイトゲーム』を読んでみたくなる。

  • 異形コレクションの中で一番のお気に入り。私自身もいろいろな分野で収集癖がありますが、その行きつく先が垣間見えたようで恐ろしかったです。

  • 「愛書家倶楽部」「終夜図書館」が好み。

    他の作品の中には何を蒐集してるのか今一分からなものがあった。
    もう少し直球ものが読みたかった。

    久々の異形コレクションだったが、安定していて良かった。

  • 蒐集家というテーマ。読む前から異形コレクションという存在自体にフィットしているなあ…と思っていたら、案の定傑作揃いの名アンソロジー。また、そのテーマ性故、作家自身の蒐集癖の垣間見える作品が多いのも特徴的。そうしたリアルな身体感覚が加味されたことも、傑作揃いになった理由のひとつではないだろうか。
    ということで本アンソロジー。矢張り、中島らも「DEDO-CHIN」の印象が強いが、早見裕司「終夜図書館」の感動的な決意表明も忘れがたい。また、夢枕獏、冲方丁という異形初登場組の作品が実力どおりの力作だったし、さらには平山、朝松、北原、石田、久美といった常連組も負けておらず、トータルで完成度の高い、心に残るアンソロジーとなった。

  • 異形コレクションはほとんど揃えているが、シリーズ30刊のこれは多分一番ヤバイと思う。
    例えば、飯野文彦『蝋燭取り』。話の内容自体も相変わらずの鬼畜ぶりなのだが、それ以上にメタフィクションとしてのしかけがされていて呪い度を高めている。このやりかたは汚すぎる。
    さらに木原浩勝『怪異蒐集家』。この人は顔からして怖いからね。この作品もメタフィクションなのだが、本当にこの人は人を怖がらせるのが大好きなんだなと思わせる作品。
    あと石田一『箱』、早見裕二『終夜図書館』地味にイイ。
    しかしなんといっても中島らもの『DECO-CHIN』、編者自身大変な問題作にして大傑作と言っているが、これが中島らもの遺作になったというところがこのアンソロジーの呪い性を際立たせている。

  • 内容は
    コレクターに関する短編小説集。
    コレクトする側、される側、対象物も千差万別。
    人形だったり、目玉だったり、箱だったり、人の苦痛だったり。
    集める行為自体、狂気の端くれのように感じていたし
    他人のそれを文章として見るのは、怖くて良いなぁ。

  • テーマは「蒐集家(コレクター)」。シリーズの名称が「異形コレクション」なんだから、これほど相応しいテーマもないのかもしれない。第1集から全て新刊かつ初版で揃えていることがほんの少し嬉しかったり(何の自慢にもならないけれど)する、そんな自分もある意味「蒐集家」なのかと思ったり……古本屋で絶版の海外ホラーを見つけて喜んでるような人間なんだから、やっぱりそうなのか。
    この巻は中島らも氏の遺作が掲載されたことが大きいか。監修者が激賞(序文は急逝前に書かれたようだが)しているし、ネット上でも(当時は)評判だったようだが、さて……。

    印象に残った5作品
    ・「箱」冲方丁……こういう精神療法って実際にあるんだろうか。主人公にとってそれらの箱は「パンドラの匣」だったわけで。
    ・「怪異蒐集家」木原浩勝……怪談の聞き集めをやってるとこんなこともあるのか?フィクションだろうけれども。
    ・「枷(コード)」平山夢明……いやはや、この著者の(小説)作品らしい。久々ラストでブッ飛ばされ(死語?)ました。
    ・「DECO-CHIN」中島らも……主人公が最後に(彼だけの)幸福を知る、というのが氏の遺作とは。何とも意味深ではある。
    ・「尊氏膏」朝松健……やはり外れがないですこの著者の作品は(単に嗜好に合うだけなのかもしれないけど)。脱帽。
    一般公募の作品は……巧いんだろうが自分の嗜好には合わないなという感じ。

  • 初の一般公募だの、中島らもさんの遺作だのと、かなり豪華な一冊。まさにコレクションするにふさわしいよねこのシリーズ。
    またしても浅暮三文さんがすごい。いつもいつもいろんな試みが見られてかなり楽しいこの作品。今回のテーマはなんと……いやいや見れば分かるんだけど。半分も読めないや(苦笑)。
    個人的には安土萌さんのもかなり好き。この人の作品はいつも短いんだけど、「奇妙」のエッセンスがぎっしり詰まってて、ラストも綺麗にまとまるんだよなあ。すごいや。

  • 『集める』という独占欲と執着を表す行動。
    人によってそのベクトルは違えど、そこにある滑稽さやどこか狂気じみた恐怖感がめいいっぱい詰まった1冊。
    短編アンソロジーなのでいろんな作家さんの作品が軽く読めます。

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