- Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334737405
感想・レビュー・書評
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相変わらず宮本輝の本は、季節も、景色も、味も、香りも、全てを共に体感する事ができる。
終始落ち着いて共に考えながら読み進める。
それなりにストーリーは動くし、登場人物も今回は多めだが、なんだか静かなんだよなー。
音は自然が奏でるものだけ。
私は何をする時にも音楽をかけるタイプだが、宮本輝の本にはそれは邪魔になる。
下巻も雪が積もる音だけを聞く様に読み進めよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宮本輝の長編小説。
阪神淡路大震災で奇跡的に無事だった希美子が、離婚し、息子と震災孤児たちと森の中で生活を始める。
人の縁と、その人が本来持っている人間性といったことを考えさせられる。
下巻が気になる。 -
内容の紹介文を読んだ時点でワクワクしながら読み始めて前半はページはめくる手が止まらず読書の世界に浸りきりました。後半、7人の娘が森に転がりこんだあたりからちょっと中だるみのような気がして…展開が早いのでラストまで下巻もこのまま読みすすめたい!
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ドンドンと読み進めてしまわせる作者の筆力は相変わらずだと思います。ただ、登場人物が多すぎて、ボヤけた感じがします。それと、震災以降、少し説教臭さが鼻につきます。下巻にどのように続いていくのか楽しみです。
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下巻にて
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最初はただの離婚話で、どーした?てなったけど、結局読ませるよね〜宮本輝
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阪神大震災が絡んではいるがあまり関係ないかな? 多くの遺産をタダで他人に渡した女性の謎が解き明かされていく話。
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まずは前半読了。
初めは鬱々とした話題が多く、読むのも辛かったが、森での暮らしが始まってからは少しずつ引き込まれた。
カナ江さんのミステリー要素も今後楽しみなところ。