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Amazon.co.jp ・本 (488ページ) / ISBN・EAN: 9784334737603
みんなの感想まとめ
テーマは、裁判官としての使命と親としての葛藤であり、物語は予想外の誘拐事件へと展開します。主人公の裁判官が、娘の命を守るために判決を左右するかどうかの選択に迫られる中で、読者は彼の心情に深く引き込まれ...
感想・レビュー・書評
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一気に読み終えるだけのエネルギーはあるものの、岬はどうなの?って気持ちが置いてきぼりになった下巻。
ネタバレ有り、以下注意。
ドラマが勝ってしまって、それぞれの人生というか生き方にまでページを割き切れなかった感がある。
愛人政治家は、結局何がしたかったんだ!というくらい、ある種大胆な犯行に及ぶ。
この人、決断力あるかもしれないけど、ほとんど策略が成功しないよね。
のちに本当に岬の話が通らないことへの憤懣を抱いたからやった、とか言うなら、彼女に対してしてやれることは他の形であっただろうよ、とただただ思う。
岬については、下巻ではあまり描かれないので、アホな男にうつつを抜かして、地獄に堕ちてしまった女からの払拭が……。
唯一、考えさせられたシーン。
「真理がどんな殺され方をしても、それでも……それでもあなたは、そんなに死刑が出したいんですか!」という、裁判官妻の一言から。
裁判官って、実名なんだよなーと。
採決によって恨みを買うこともあるだろう。
個人と仕事って、難しい。。。
何かを選択することで、誰かが変わってしまう。
誰だって、生きていればそうなのであって、そのことから無関係ではいられない。
社会って、ある意味で重い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上村岬の裁判を審議する神谷裁判官の元に、差出人不明のメールが送られてくる。そこには娘の真理を誘拐したことと、判決で死刑ではなく有期懲役刑を言い渡すことが指示されていた。
裁判がどんどんすすんでいくのかと思いきや、物語は予想もしない方向に進み、上巻とは一転して誘拐&脅迫事件へ。娘を無事に助けるために、裁判官が判決を左右してしまうのかどうか。裁判官としての使命と娘の命、どちらを優先するのか、神谷裁判官の心情がかなり丁寧に描かれていて、分厚い本だったのに一気に読み終えた。知らなかったのは、こういう事態になった時のことが、「刑事訴訟法」に載っていること。この小説のようなことが想定されて定められたんだろうか。 -
裁判官の判決に至るまでのプロセスがよくみえた小説でした。
上巻を読み終わる頃は、物足りなさがありましたが、下巻に入るとラストまでは一気に読み終えた感じがします。
殺人事件の裁判官が娘を誘拐された後、減刑を要求されて、「裁判官」と「親」、ふたつの立場で苦悩する描写は、秀逸でした。
裁判員制度も始まり、人が人を裁くということを改めて考えさせられました。
ただ裁判官同士の「合議」の際の専門用語、やっぱちと難しい。 -
2006/06/08 tue
<br>下巻も読み終わりました。合議ってこんな風に進められていくのね〜と初めて知ったんですが、それでもリアリティが感じられ、さらに奇想天外な展開も加味されていて面白かったです。真実を見極める難しさ、人が人を裁くこと、そして平成21年5月までに導入される裁判員制度について考えさせられました。裁判官も人の子なんだよなぁ…
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著者プロフィール
夏樹静子の作品
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