猫は密室でジャンプする (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334737979

感想・レビュー・書評

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  • 猫の正太郎と他の猫やサスケ(犬)のやり取りが面白くて良いです。正太郎の仕草の描写も可愛くて良いです。

    ( ^ω^ )猫好きにオススメです。特に、“まぁこれはフィクションだからな”と気楽に構えて読める人向けです。実際猫だと厳しいと思うシチュエーションが色々出てきますので笑

  • 図書館で。
    なぜかはわかりませんがこの作家さん、ハサミ男を書かれた人だと思って居た。調べたら違ってた。なんでそう思いこんでいたんだろう?自分が不思議。

    というわけで初めて読んでみましたが…このネコちゃんシリーズ物だったんですね。猫は可愛いし、サスケ君の口調も可愛いんだけど… 同居人がなぁ…。この人、ネコ好きなんだろうか…?とちょっと首を傾げてしまう点が結構ありました。

    ネコって基本、好きなものしか食べないし、好きなハズの缶詰を開けても飽きると食べないなんてよくあるしなぁ。犬のように何をあげても喜んでくれる、なんて猫あまりお目にかかったことないなぁ…。嫌いなものだと1日二日食べずにいるなんてよくあるし。うちの子も餡子は好きだったけどさすがに餅は食べなかったよなぁ…
    それと猫を外に出し過ぎる気がする。繁華街なんかに猫連れて行って大丈夫なんだろうか?逃げられたらどうするんだろう?とかそんな筋違いの事ばかり考えましたよ。

    そんな訳で猫の扱いがちょっと…んん?という感じなのでこのシリーズはもういいかなぁ…

  • 推理小説短編集。よみやすかった。

  • 流石に古い感じは否めない。
    猫好きな人には楽しめるのだろうか。

  • 柴田さんの本は初めてかも。
    本格を期待するとがっかりかもしれない。本の中でも紹介されていましたがコージー・ミステリですね。短編なのできっちり構成するのは難しい中、よくここまで書けるなと感心します。特に最後の田舎の事件はさすが。
    最初は猫が推理するってどのあたりと思ってしまいました。
    短編で最初から読めば、全く設定を理解していない人にもわかりやすいです。
    主人公の正太郎が活躍するシリーズがあるのでそちらの方もよんでみようと思います。

  • 猫探偵「正太郎」視点で描かれる本格ミステリ風の作品が3作,人間視点で描かれるサスペンス風の作品が3作収録されている短編集。個々の作品の所感は以下のとおり

    愛するSへのレクイエム
    人間視点のサスペンス。「桜川ひとみ」の作品を読み,桜川ひとみを偏愛しているストーカーの視点で描かれている。主人公が,桜川ひとみのマンションの所在地を突き止めるための段取りや,桜川ひとみの隣人を殺害する描写,猫ぎらいのため,桜川ひとみの飼い猫=正太郎を殺害しようとする様子など,主人公のゲスな性格が描かれている。サスペンスなので特にこれといったトリックはなく,自滅してしまうというオチもやや平凡。

    正太郎とグルメな午後の事件
    猫=正太郎目線で描かれている作品浅間寺龍之介という正太郎の元飼い主や,サスケというチャウチャウ犬も登場している。京都のB級グルメツアーをしていると,ポメラニアンを積んだ車が同じ店にいる。ポメラニアンを積んだ車につけられているいることに気付いた正太郎とサスケが,なぜ,つけられているのかを推理する。真相は,編集者が新幹線でお土産の袋を取り違え,麻薬入りのお土産の袋を持ってきてしまったので,取り戻そうとしていたというもの。全体的にコミカルなノリだが,プロットは平凡。雰囲気を楽しむ作品

    光る爪
    主人公は,不倫をしている女性。不倫相手の家の場所を知り,不倫相手が飼っている猫を見に行く。猫の爪が光っていることから,不倫相手の妻が不倫を疑っていると思い,猫の爪からマニキュアをはがす。不倫相手の妻が殺害されていたが,自分が猫のマニキュアをはがしたことから,不倫相手のアリバイが成立する。不倫相手の妻が飼っていた猫のマニキュアをはがしていたところをたまたま見ていた桜川ひとみに訪問され,その場で自分が夫を殺害していたことがばれてしまうというオチのサスペンス。女性の心理描写はさすがと思うが,話そのものはわりと平凡

    正太郎と花柄死紋の冒険
    猫の手形の形で残されたダイイングメッセージをめぐる作品。猫の手形を利用してダイイングメッセージを残し,そのダイイングメッセージから「梅」という漢字を含む名前の人物が犯人と分かる作品。プロットがあまりに稚拙だが雰囲気は悪くない。ユーモアミステリとして読むならなんとか楽しめるデキか。

    ジングルベル
    一人でクリスマスを過ごすことを避けるために手を尽くす女性視点の作品。ミステリというよりは,世にも奇妙な物語のような話。最後は,自分が結婚詐欺にあっていたことが示唆されて終わる。なかなかに読後感が悪い作品だが,柴田よしきが描く女性は,妙にリアルでなまなましい。こういう雰囲気の作品は割と好み。この短編集では白眉

    正太郎と田舎の事件
    田舎の蔵を改造してできた博物館で起こる密室殺人事件。正太郎に加え,レオという猫が登場する。浅間寺龍之介だけでなく,玉村一馬というミステリ作家の家族,親族が登場し,玉村一馬のいとこの「舞」という女性が,密室で殺害される。トリックは,時計の時間を15分ずらしていたというもの。テレビ番組を録画しておき,それを見せるというトリックも併用。トリックは平凡だが,殺人者が「いい人」っぽく描かれており,読後感が悪い。柴田よしきの作品は,ユーモアっぽい要素もあるが,毒がある女性の描き方がうまい。ミステリとしては平凡

    全般的に見て,ミステリ的な要素は弱く,トリック,プロットは平凡。毒のある女性の描き方はうまい。ミステリ的な弱さが目立つので評価としては★3。つまらなくはない。

  •  「猫探偵正太郎の冒険1」てあったから、第1巻かと思ったら、第2巻だった。何でよ。

     推理作家の桜川ひとみに飼われてる正太郎ていう猫が主人公で、彼が事件を解決していく、て裏表紙に書いてあるのに、この本では、正太郎視点のお話と、正太郎でも桜川でもない第三者視点のお話が交互に入ってます。

     第三者視点のお話では、正太郎も桜川も殆ど登場しないので、桜川が普通の人に見えるが、正太郎視点のときは桜川がたくさん登場するので、途端にものすごい頭の悪い感じの女に成り下がってる。
     全然いい意味でなくギャップがすごい。
     だって、『正太郎』ていう名前で自分が飼ってる猫の名前を、『タマ』とか『クロ』て呼ぶとか、普通の神経とは思えない。
     桜川がもう少し普通の人だったら、もうちょっと楽しく読めるのになぁ、て思う。

     第三者視点のときは結構シリアス風味なのに、正太郎視点のときは桜川が頭悪すぎて、台無し。

     あと、第1話(第三者視点)で、主人公の男は、自分の頭文字がSだから、桜川の書いた『愛するSへの鎮魂歌』のSが自分のことだと思い込むんだけれど、前川ていう名前なのに、何で? どこの頭文字がSなの?
     しかも、落ちる直前に顔を猫に引っ掛かれてることに、警察は何も気付かないの?
     おもしろいんだけど、何か突っ込みどころが多い。

  • 『愛するSへの鎮魂歌』
    桜川ひとみの熱烈なファンの男の妄想。彼女の作品「愛するSへの鎮魂歌」は自分へ向けてのメッセージと考える男。桜川ひとみを叱る隣人を殺害し自分が隣へ引っ越してくる。桜川ひとみの部屋の観察。正太郎を殺そうとするが。

    『正太郎とグルメな午後の事件』
    飼い主の桜川ひとみと元の飼い主の浅間寺竜之介の対談に連れていかれた正太郎。浅間寺の飼い犬で兄弟のように育ったサスケとの再会。駐車場で「泥棒」と叫ぶポメラニアンを見つける。ひとみ達を付け回すポメラニアンを乗せた車。担当編集者・村田が新幹線内で取り違えた土産のひよこぴよぴよ。

    『光る爪』
    浮気相手・川辺徹の妻・章子の殺害事件の証人になった女。川辺家の猫に塗られていたマニキュアを落としているところを桜川ひとみに目撃されていた。章子の遺体の下にあったマニキュアの塗られた猫の爪。話を聞いていた桜川ひとみ。女の部屋の冷蔵庫からたれてきた水。

    『正太郎と花柄死紋の冒険』
    桜川ひとみが発見した猫の死体。何者かに殴りこらされた猫。死体の回りに残された花柄のような猫の足跡を猫のダイイングメッセージと考えるひとみ。仲間と退屈しのぎの捜査をする正太郎。猫の死体の状況。カラスがくわえていったクレジットカード。

    『ジングルベル』
    クリスマス・イブに一人で過ごす事を極度に嫌う葉月。毎年交際相手を代える葉月。30歳の冬に出会った塚原。突然のプロポーズ。ペットショップで塚原が浴びたマタタビ。公園で正太郎が塚原の胸ポケットから抜き取った手帳の中身。

    『正太郎と田舎の事件』
    浅間寺竜之介と玉村家に招待された桜川ひとみ。玉村家の猫レオと仲良くなる正太郎。玉村家の相続税対策で博物館にされた蔵。主人の勝馬と小説家の弟・一馬、妹の愛子。兄弟の従姉妹・今津萌と舞。密室の蔵の中で見つかった舞の遺体。博物館見学中に愛子が壊したひとみの腕時計。萌が食事の支度中に見ているニュース。

  • 短編。さくさく読めるし結構すき

  • 猫、正太郎の事件簿。

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プロフィール

1959年東京都生まれ。青山学院大学卒。1995年『RIKO――女神の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞しデビュー。本格ミステリー、サスペンス、伝奇小説、ファンタジーなど多彩な作風と旺盛な執筆力には定評がある。2013年『激流』(徳間文庫)がベストセラーとなり、NHK「ドラマ10」にてドラマ化された。

柴田よしきの作品

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