死んでも治らない (光文社文庫)

著者 : 若竹七海
  • 光文社 (2005年1月12日発売)
3.34
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  • (3)
  • 本棚登録 :215
  • レビュー :22
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334738143

死んでも治らない (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ユーモアミステリーかと思ったら、全然違う。おバカな犯人のおバカな事件は笑える。でも根底に流れるものが悲痛でやるせなくてどうしようも無いのです。泣きたいけど、目の前に起こっていることがあんまりくだらなくて笑うしかない。そんな感じ。

  • 一気読みしないとわからなかったかも。いつか読み直したい。

  • 元警察官の大道寺圭は警察官時代に出会ったおバカな犯罪者達の事を書いた本を出版し、それがもとで様々な事件に巻き込まれる。

    犯罪を犯す人間は頭がいい…というイメージがつきまとうが、現実にはおバカな犯人も多いのかもしれない。

    それぞれの短編はコミカルで面白いのだけど、彼の警察を辞めるきっかけとなった「最後の事件」が細切れになって各話の間に書かれている。そして、最後の事件と今起こっている事件の関連性が少しだけある…という構成も面白い。

  • 間抜けな犯罪者を笑う話かと思っていたら、かなりブラックな感じでした。話が現在・過去と交互に続いていくので、何度か行ったり戻ったりしてしまいました。
    後味がいいような悪いような…。読後、ちょっと重くなる感じですね。

  • 大道寺圭が警官だった時と警官を辞めた後の話が交互に。 
    ちょっと理解出来なくて、最後まで来て又最初から読み返してしまいました。ユーモア小説ぽいが大道寺圭の心は哀しい。

  • もの凄い久しぶりに若竹さんの本を読みました。
    「あ~若竹さんはこんな感じだった」と思いだしました。
    コージーミステリーとしてユーモアには包んでいますが、毒も含まれてます。
    人の悪意を書くのが、とにかく上手い人なので、かなり癖もあります。
    けど、そんなところが病みつきにさせる要因なんですよね。

    この本は元警察官の大道寺がまだ警察にいるときの話と、辞めてからの話が交互に書かれます。
    文庫本だし、表紙の絵も可愛いので、さらっと読めそうかなぁと思っていたら、工夫に満ち溢れていて丁寧に書かれているなぁという印象の本でした。
    大道寺は警察を辞めてから「間抜けな犯罪者」を本にしているんですが、その具体例が笑えます。

  • 4
    上手いなあ。
    展開が駆け足気味なのが少し気になるが、読み終えた時にまずまず腑に落ちてるんだから許容範囲かな。

  • 自分が気に入ったのはその本の作りというか構成というか。フリーライターの女性が亡くなった事件を最後の事件として真相を捜査しながら、警察を辞めた後に本を出版して犯罪者に巻き込まれ・・という短編が挟まる。短編を読むうちに殺人事件の真相も徐々に明らかに・・という。
    こういう話の持っていきかたが非常に上手な作家さんですね。
    最後の毒のある終わり方もなかなかにいい感じ。
    少しずつ読むよりも一気に読んでしまいたいそんな一冊。

  • 元警察官で作家の大道寺の周りに集まるおバカな犯罪者達。 
    連作短編集で、サクサク読めます。 読みやすい文章にブラックさが加わって、いい味出してます。 

  • 若竹七海祭り第2弾大道寺圭の事件簿と副題の付いた作品。シリーズ化はされていない作品だと思います。5つの連作短編とそれを繋ぐ6つの書き下ろしショートストーリーが差し込まれています。表題作でもある第1話は面白い。しかしそれに続く第2話・第3話はひらがなが多く読みにくいしダラダラ連なる無駄な言葉が多すぎて閉口しました。全編通して緩く締まりがない感じを受けます。またウイットもなくかといってハードボイルドでもなく中途半端な感じは否めません。この作品の惹句にある“ブラックでほろ苦く間抜けなハードボイルド”ならば、荻原の「ハードボイルドエッグ」の方が満足感は高いと思われます。最終話には葉崎町や前田家が登場し「古書店アゼリア…」と繋がりがあるような感じですが…単に固有名詞が同一なだけかもしれません。

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