三毛猫ホームズの仮面劇場 (光文社文庫)

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  • 光文社
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感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334738549

感想・レビュー・書評

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  • 血の繋がった家族、血縁を
    途絶えさせないことの意味って何なんだろう?
    とこの作品を読んで、改めて実感。
    特に娘一人っ子で、跡継ぎをしなければ
    いけない私は色々と考えさせられた。
    1人で居て寂しいと思う事はあるけど、
    それ以上に血が繋がってなくても
    “自分を理解してくれる気の合う話し相手”は
    居て欲しいなと常々思う。
    勿論、生き物達と暮らせてるだけでも、
    凄い幸せなんですけどね。
    読書をすると自分の視野の狭さを改めて
    思い知らされるなぁ。
    やっぱ猫も良いなぁ♬犬も好きですが、
    犬とは違った良さが有る。

  • シリーズの38作目だそうで。
    でも読むのはこれが2冊目。

    毒にも薬にもならないなあ。

    長編なのにダイジェスト版を読んだような気分がする。
    キャラクターも、事件の謎解きに至る流れも、細かいことが何も書かれていない。
    雰囲気を楽しんで、行間を読む、というのが正しい読み方なのかもしれない。

    ★1つで。

  • 再読。やはり、癒されるな〜。

  • 何者かの手引きで「須田家」を演じる事になった赤の他人の三人、W不倫の評論家夫妻、祖父の暴力から逃げ出した少女、そしていつものホームズ一行。彼らが集まった湖畔のロッジ<霧>で当然何もない筈が無く、次々と不可解な事件が起こる。また中盤ホームズが湖に落ちて行方不明になり――メタ視線では死ぬはずが無いとは分かっているが――ハラハラする展開になっていく。
    今作のテーマは「家族」と非常に分かりやすい。「須田家」の三人が用意された仮面を脱いだ時、そこには一度はすべてを失った本来の彼らの素顔に戻るのだが、新しい希望に満ちた清々しいラストだった。最後の最後のジジィのくだりはちょっぴり蛇足かも。

  • 謎の人物により呼び集められた3人の男女。他人同士の彼らへの以来は「仮面の家族」となり、湖畔のロッジ「霧」で一ヶ月を過ごすこと!一方片山刑事は怪我を負っている・・・。殺人犯から女性を救出した時、彼女の重さによって足がやられてしまったのだ。なんたる不運。そんな片山刑事は救出した女性から「霧」に招待される。勿論ホームズ、晴美、石津も同行するが、やはりただの休暇になることは無く・・・。三毛猫ホームズ第38弾。


    三毛猫ホームズの仮面劇場
    今回の題名になっている仮面劇場は物語で登場します。しかし仮面劇場は謎の人物によって集められた他人同士の家族にも当てはまることだと思います。この3人は一ヶ月の任務に大金を貰う為に挑むことになりますが、同時に命を狙われ、かなり危険な思いをします(特に須田役の男はよくぞ生き残ったと)。


    そして最終的にお金はもらえません、つまり仮面をかぶったまま通すことが出来ませんでした。しかしこれだけで終わらないでしっかり彼らにも意味をもたらすところがとてもいい。最終的にお金ではないものを彼ら他人同士の家族は手に入れることになります(他人が家族になれる?)。この事件の後に彼らがどのような人生を始めたかを想像することが読者に求められます。


    またまたしても糞野郎が登場します。片山一行は夜行列車でロッジに向かう時一人の少女に出会います、齢は15,6。そんな彼女と片山達は共に動くことになりますが、彼女は暴力で常に命の危機に瀕していました。そんな彼女を他人にも関わらず、いや他人だからこそ片山は優しく大きな心で彼女を受け入れます。毎回毎回女性に好かれる片山ですけど、やっぱりここまで自然に出来ることは凄いことですよね?それ故になで女性恐怖症は消えないのだろうかとも思いますがw。そんな片山という人物の良さを再確認。


    そして、ホームズが今回良い!なんという役だろうか!ホームズ!一時ホームズは物語から外れるんですけど、しっかり役目を果たします。それも今回は捜査ではなく一人の少女の心を救う大きな役割です。あのホームズはやっぱり良いですね。猫が欲しくなるw


    いつもどおりのテンポとリズムの良さでぐいぐい読めるホームズシリーズ。飽きないものだ。


    追伸:あの3人はどうやって集められたのか?いかれ糞野郎は結局精神異常だったのか?が気になります。


    後もうちょっと笑子が出てくれればより面白かった。

  • 何十年ぶりかの赤川次郎作品
    あの頃を思い出します。

  • 男と女と子供の3人が、親子の関係を演技する。
    これが、仮面劇場の意味らしい。

    絵描きをめぐる殺人事件。

    いつもの片山刑事と晴美さん、三毛猫ホームズが活躍する。

  • 長編。家族のふりをする。

  • シリーズ第38弾

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2022年 『交差点に眠る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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