亡者の家 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 35
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334738952

感想・レビュー・書評

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  •  なるほど、そう来たか・・・『壊れるもの』の異界へと導かれる主人公っている流れを継承している。ラストへ向かうまでの序章が長すぎるので★3つだが、期待は裏切らない。

  • これも再読本。
    サラ金を舞台にした、一冊。

    怪談、幽霊はほとんど無し。
    人間の心理、どんでん返しなど、ホラー小説と
    書かれていたけど、立派なミステリー。
    主人公を付け狙っていた人の意外性など、
    かなりうまいと思う。
    映画化したら、これは絶対に面白いと思う。

  • サラ金の取り立て屋をとおして見る、借金する人々の様子はいいけど、自分の周囲でおこる殺人事件の結末が……ちょっとお粗末。以前読んだ記憶喪失の記憶が蘇ったら、自分はとてつもなく凶暴な人物だったってノリと同じだった。

  • 「黒い家」とほぼ同系統の作品だよなぁと思わせつつ、どうも展開の遅さに物足りなさを感じていると、ラストでの(いささか強引な)どんでん返しにえっ?

  • 幽霊屋敷ホラーっぽいかなあ。少し違う気もするけれど。あまり「家」自体の怖さがないからかも。主に「憑かれた人」の恐怖を描いた作品。
    まあオーソドックスにさくっと読める……と読み流していたのだけれど。このラストは案外意外。それぞれの人間関係の繋がりなんかも、妙に意外な部分で見えてきて驚く部分がちょくちょくあったし。

  • 自分好みの怖さと少し違うけれど、文章丁寧でけっこう面白かった。

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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