死人を恋う (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334739362

感想・レビュー・書評

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  • どうしようもないんじゃ〜!!

  • もう少し一つ一つの死体に癒着していたかったけど、腐敗は仕方がない。
    主人公の死体に対する思いやりが微笑ましく切なく、久々に刺さる本に出会えたように思います。
    エピローグの締め方がなんとも官能的。

  • うーん…
    タイトルからなくした人を想うロマンチックな話と思い込み借りてみたが、タイトルそのものやった。ホラーモノはきらいじゃないけど、これは僕のストライクゾーンではなかった、ということ。

  • 10年間引きこもっていた男が,集団自殺現場に居合わせてしまい,死体好きに目覚める話。
    変態作品の多い大石圭のなかでもトップレベルの変態ぶりなので,ドン引きした。

  • 主人公は自室に引きこもり、10年間を過ごしていた。
    楽しみも悲しみも味わうことなく、虚無に近い生活。だが、死体と交わった瞬間、彼には感情が溢れ出し、全てが変わった。

    死体と交わると聞くと、とんでもない異常性欲者だと思い、嫌悪するかもしれません。
    ですが、とても繊細で感じやすい主人公を見ていると、不思議と嫌悪感が薄れてきていました。
    ただ狂気に身を任せるだけではなく、それに抵抗しようとする主人公の葛藤があり、そこに繊細さを感じます。
    もしかしたら、主人公は大石さん本人の心理を描いたものなのではないかと・・・そう思えてくる本でした。

  • 大石節炸裂。

    生きる事に対して興味の無かった主人公が、「死体」にめぐり合った事で、変わる。
    どんどん緩やかに壊れて行く狂気、不愉快さに吐き気がする。
    衝撃より後味の悪さの気持ち悪さ。

  • まあ、わかるわ

    そっか。そっかそっかーてなる

    そんなでもないわ

  • 初めて読んだ大石圭さんの本で、あまり女性にはお勧めできないですね。ネクロフィリアという異常愛というか性癖を持った人が主人公。しかも、最後まで、欲求が収まることがないので、うーんこれはホラーなんですかね?私は、嫌いじゃないです。

  • タイトルで判断して購入しました。

    購入して正解でした。
    私の好みな内容でした。
    一度は誰でも想像した事があると思われるネクロフィリア。
    死体の美から醜。
    その全てを愛する事が出来たら素晴らしいんだと思いました。

  • 死体の女性が好きな男の物語。大石圭さんは、この手の作品増えたなー。。もういいや

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著者プロフィール

1961年、東京都出身。法政大学文学部卒業。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文芸賞佳作を受賞し、デビュー。『アンダー・ユア・ベッド』『殺人勤務医』『絶望ブランコ』『愛されすぎた女』『裏アカ』など、著書多数。2019年には『殺人鬼を飼う女』『アンダー・ユア・ベッド』が立て続けに映画化され、話題に。

「2023年 『破滅へと続く道 右か、左か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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