- Amazon.co.jp ・本 (749ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334739423
感想・レビュー・書評
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ワケあって再登録(読了は2008年)。
中身の半分は児童向けに書かれた少年探偵団モノ。
子供の頃、読んだ気がしていたけど、
そうでもなかったと確認。
つーか、怪人二十面相のコスプレ大会じゃないすか(爆)!
「鉄人Q」
明智小五郎の優秀な部下である少年探偵団の
別働隊が活躍。
誘拐・窃盗事件を起こしたロボットの正体は――。
連載期間が重複したせいか、
「仮面の恐怖王」のネタバレ部分があるので要注意。
「仮面の恐怖王」
1960年、雑誌『少年』に連載されていたという
少年探偵団シリーズの一つ。
怪盗「鉄仮面の男」vs明智小五郎、
しかし、明智は囚われの身に――!?
小林少年とポケット小僧が大活躍。
「電人M」
タコ型火星人風のロボットらが、
月世界旅行テーマパーク宣伝のビラを撒く。
そんな中、小林少年は「電人M」なる人物に
呼び出され――。
科学技術とその悪用の問題を取り扱った作品という
触れ込みだが、
結局は怪人二十面相のコスプレ大会!(爆)
子供のうちに読んでおきたかった(笑)
中編「ぺてん師と空気男」は、
珍しく人が死なないし、
最後はちょっとホッとする感じ。
ぺてん師=伊東くんがカッコイイし。
もちろん、身近にいたら嫌ですけどね。
掌編「指」は本当に短い、
けれどしっかり身の詰まったお話。
ただ、既視感は否めません。
具体的な例を思い出せないけれど、
亜流を先に目にした覚えあり、なのです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリー的な「謎」よりも、「映像」が重視されている2編です。でも、映像重視も、けっこう大事だと思います。これはこれで、ドキドキして好きです。
まあ、やり過ぎ感もあるけれど。
「ペテン師と空気男」も、ネタが割れているところはあるけれど、けっこう楽しいお話だと思います。わたしは、こういうのは好きです。
でも、「ネタが割れてる」と書かれるのは、乱歩としてはつらいんだろうなぁ。 -
見返し
収録作品
仮面の恐怖王
電人M
鉄人Q
ぺてん師と空気男
指
・・・他 -
2009/
2009/
仮面の恐怖王. 電人M. 鉄人Q. ぺてん師と空気男. 指. 私と乱歩 芦辺拓著.