天地に愧じず (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334739485

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  • 御算用日記シリーズ2巻。幕府の密偵御算用者・生田数之進は、彼の親友で武芸百般の美貌の剣士早乙女一角とコンビで勘定方と主君に近侍する小姓名目で御家騒動に揺れる播磨国高野藩への潜入を命じられる。正確には播磨国の江戸屋敷で、地方に転ずるわけではありません。あくまでも舞台は江戸になり長屋に住まう数之進の姉妹が引き起こす騒動・一角との会話がうまく絡み笑いを引き起こし、「天地に愧じず」のタイトルと物語の最初の導入部が意味深くミステリー感を表し、この小説の奥行を深める。数之進の細々とした薀蓄が素晴らしい。

  • コメディ役の我侭奔放な姉様、姉上の出番が前回と比べて少なかったけれど、今作は三女 みさの幼少期からのコンプレックスやそれでも弟を思う気持ち、彼女を慕う子供を利害を関係なくして助けようとする気持ち。親近感がわいて思わず応援。 藩再生お忍び計画の方は単純なキーワードなのに頭は混乱w。 解決しても数之進がどこまで想定していたのかは結局読みきれず、まぁ良かった良かったで読了。 母の好きなシリーズ。今回も楽しみました。

  • L 御算用日記2

    新たな潜入捜査。前作は次女姉にスポットが当たっていたが今回は三女姉に。前よりも数之進に危機が迫り少々緊迫した内容。

  • 御算用日記②
    お由宇、朋坂淡路守安政、三好道与、三好市郎太、隻眼の大男、塚田惣治
    心くらべ、ままこだて

  • 御算用シリーズは面白い!

  • 初版本

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著者プロフィール

東京都両国生まれ。ファンタジーノベル、伝奇小説の分野で活躍後、時代小説、警察小説を発表する。著書多数。

「2023年 『公儀鬼役御膳帳 連理の枝 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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