能面殺人事件 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 72
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334740221

感想・レビュー・書評

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  •  悲しいかな、この作家さんは既に故人です。
    探偵作家クラブ賞受賞作です。秀逸にして快挙だと思います
     古典と言えるかどうかわかりませんが、推理小説の中では名作の分類に入るのではないでしょうか。
    古典作品の中では、作品の中に作者本人が登場すると聞きますが、ご多分に漏れず本人が登場します。
     この作品については、あまり多くを語りたくありません。
    何故ならば、構成を語るとネタバレに繋がってしまうからです。
    お楽しみは、まず読んでからと言うことでお願いします(笑)
    ただ一つだけ言うなれば、名探偵の存在しない定石を破った構想に基づくものとだけ申し上げておきます。
     お薦め作品です。

  • 高木彬光は前々から読みたいと思っていてやっと一冊手に入れて今回初めて読んだのだが、これはかなり面白い。途中からこれはあれかと疑いはしたけどラストに実はちゃんと探偵してたとかさらに犯人追加とか予想外の部分も多くてかなり面白かった。ほかの作品もできればこの光文社の新装版で揃えたいけど半ば絶版状態で第一作の刺青殺人事件はちょっと高騰してたりするし手が出ない…。重版されないかなぁ。読みたいなぁ。とりあえずちょっとずつまた読んでいきたい。

  • 『能面殺人事件』

    『第三の解答』

    『大鴉』

  • ☆能面殺人事件

    やけに本作品内の登場人物「高木彬光」が筆記者にけなされるなあ、と不審に思うことしきりだったが、本作の結末を読めば執拗に書かれる悪口等等にも納得がいく。

    記述者=探偵=犯人という図式は今では珍しくもないのかもしれない。

    柳君の叙述トリックが本作のミソ。刺青殺人事件と同じく、機械トリック自体には特筆すべきものはないとの感想。

    ★第三の回答
    ポーの盗まれた手紙に新解釈を加えつつ、砒素の入った白粉入れは犯行後に意図的に置かれたものだったということを推理。

    ☆大鴉
    顔を潰された死体は入れ替えトリックで使われる常套手段だが、本作ではそれを逆手にとって、運び手に誰を運ばせているかを悟らせず、かつ心理的ショックを与える(これは結果的なものだったが)として利用されている。

  • どんでん返しの連続。高木 彬光さんの初期の意欲作。

  • 戦後(昭和24年)発表の作品。あの当時ならではの舞台設定、密室殺人の現場に残された鬼女の能面。10年前に死亡した当主、精神病院に入れられた妻。全編手紙もしくは手記による記述、というミステリのお約束オンパレードな作品で面白かった。

    作中に、海外古典の有名どころのネタばれが含まれてるので、それらが未読だった人は怒っちゃうかなぁ(苦笑)

  • 前から読みたかった高木彬光の作品。
    高木彬光は『刺青』『帝国』『人形は』など、ちょいちょい名前は耳にしていたのだが、なかなか手に入らずこれが一作目。

    で、感想だが、まず、

    古典のネタバレが多い。

    要注意。

    クリスティ『アクロイド殺し』
    ヴァン・ダイン『カナリヤ殺人事件』『グリーン家の殺人』『僧正殺人事件』
    エラリイ・クイーン『Yの悲劇』

    ――のネタバレが含まれています。いずれも推理小説史上名高い傑作なので、未読の方は絶対に本書を先に読んだりしないように。

    自分は全部既読だったからよかったようなものの、こんなんどれも知り合いにネタバレされたらぶん殴るレベル。

    こんな様子だと高木彬光は信用ならんぞ。
    次の作品を読むときは事前に検索しよう。しかし、逆に検索でネタバレになるかもしれないという諸刃の剣。ジレンマ。これだからミステリは困る。


    内容だが、鬼女の能面や怪しい一家という典型的なミステリ要素が満載でそれなりに楽しめた。しかし作中で言われるほど目新しさはないような。

    まあそんなところで星二つ。やっぱり古典ネタバレは許されないよね。


    以下、本当に微妙なネタバレ。というかネタバレかも微妙な記述。








    「あれはああなところを本作ではああした点が新しい」とかのたまってはいるが「あれ」と大して変わらない印象。

  • アクロイド
    ウラン

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