太平洋の薔薇 (下) (光文社文庫)

著者 : 笹本稜平
  • 光文社 (2006年3月14日発売)
4.30
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  • Amazon.co.jp ・本 (455ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334740306

太平洋の薔薇 (下) (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 生物兵器に群がる歴史への報復と贖罪、国家の面子・利益の駆引きは幕引きへ向かう。もうひとつの結末へ向けタイムリミット始まる、、後半の救出の船上・船内描写は鬼気迫る迫力。命を削る船乗りたちをはじめ男気・魂の結束は熱すぎる。フィナーレの"薔薇"の咲かせぶりは見事!。久しぶりにワクワク・ドキドキ、そして心振るわされた。たしかな感動の海洋冒険小説♪。

  • 海に生きる男たちが演じる感動の終盤に思わず涙が…さすがは大藪賞受賞作のことだけはある傑作海洋冒険小説。

    日本、ロシア、アメリカの善と悪とが入り乱れる混迷の上巻から下巻では、それらが一本の糸でつながる。追う者と追われる者の白熱の展開が繰り広げられる。

    平和という名の口実に他国より強力な兵器を手に入れ、復讐、或いは均衡という欺瞞に満ちた状態を保とうとする世界各国。その渦中に巻き込まれた海の男たち。これは、もはや戦争と変わらない。そうした中でも、自分の信念を失わずに行動する海の男たち臨んだ姿が神々しく見えた。

  • 「女王陛下のユリシーズ号」+「アウトブレク」? これは「亡国のイージス」以来の国産冒険小説の秀作ではないか。 海洋小説は個人的には苦手なんだけど、 それを差し引いても、欠点を指摘しづらい小説だ。 ハイジャックやら嵐の航海やら細菌兵器やら民族紛争やら諜報戦やら、様々なギミックを盛り込んでるが、プロットは複雑になりすぎず手際がよい。 そしてすべてのプロットを収束させた直球勝負のクライマックスが白眉。 みんなが救われ、みんなが勇者になってしまう見事な大団円。 ご都合主義、大いに結構。もう、爽快ですらあるな。

  • 72

  • 手に汗握るテロとの戦いは大団円.冒険小説におけるいくつかのお約束もちゃんと盛り込んで急展開とハッピーエンド.

  • 後編 海賊との闘い、生物兵器、暗殺、戦闘機による血清の空輸。アメリカの覇権主義。海上保安庁、日本人船員の意地。そして、日本、アメリカ、ロシア船乗りの心意気。なんでも出てきて楽しい。

  • 一隻の船を巡る日本、米国、ロシア、トルコの話を描き切っていて感嘆しました。
    さまざまな問題を、一気に収束させるラストは見事!
    筆者の筆力に、ただただ圧倒されます。

    主人公があまりに持ち上げられすぎている気もするけれど。

  • 読みごたえがあった。傑作。

  • 久しぶりの一気読み。キャプテン柚木の気迫に極悪非道のテロリストもたじたじ、その人徳は大国のエゴを超越して第七艦隊やロシアの原潜まで動かしてしまう....。ハリウッド映画も真っ青のラスト間際の展開は少々ヤリ過ぎの感もなくもないが、直球勝負としてはそういうのもありか。シリアス路線で現実感のある様な設定ではあるが、全体を通してエンターテインメント冒険小説に徹しているところが良い。

  • スケールの大きい作品

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