セント・メリーのリボン (光文社文庫)

著者 : 稲見一良
  • 光文社 (2006年3月14日発売)
3.62
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  • 40レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334740313

作品紹介

失踪した猟犬捜しを生業とするアウトロー探偵・竜門卓の事務所に、盲導犬の行方をつきとめる仕事が舞いこんだ。相棒の猟犬ジョーとともに調査を進めるうちに、薄幸な、ひとりの目の不自由な少女のもとに行きつくが、やがて…(表題作)。限りなく優しい誇り高い男たちの人間模様を、無駄のない文体とハードボイルド・タッチで描いた、感動を呼ぶ珠玉の作品集。

セント・メリーのリボン (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 余計なものをそぎ落とし、洗練しまくった末に完成されたって感じの短編集。それでいてハードボイルドのテイストは少しも霞まない。面白い。外国文学は苦手だが興味がある人は、この作品から読み出すと入り込める気がする。案の定、読了後久しぶりにヘミングウェイが読みたくなった。何より嬉しいのは読者が創造する余地を十二分に残し、読了後その時間を楽しませてくれる。この短編集ホント面白い。

  • ハードボイルドなる読み物のジャンルがある、これを一言で説明しようとすると…素人には難しい。ただし、どれがそのジャンルに属するのか?という問いに対しては簡単に答えられる。それが作家稲見 一良と今作であると。

    表題作がとってもよいのは万人が認めるところだが、全体的にジャンルが違えど、淺田次郎の「鉄道屋」に似てる気がした。ファンタジー色の強い作品があったりする点で。自分の心に深く切り込んだのは間違いなく稲見氏であったが…

    そのファンタジー色の強い短編「花見川の要塞」が特にお気に入りの一作となった。少年に戻りたい、そんな妄想に駆られること必至であった。特に自分の年代の読者はそう感じるのではないか?

    表題作の最後でタイトルの意味が示される、なんて優しい男なのだろう、女が濡れる感覚を男の身で本能的に感じたほどである。大人の為のハードボイルド、これに異議ある読者はいないと思われる。

    既読だった「猟犬探偵」を再読してみようと思う、順番逆だったよな…

  • ハードボイルドは未読のジャンルだったので淡々とした地の文が初めは合わず読みづらかったです。ですが、最後まで読んだらもう1回初めから読みたいと思いました。
    表題作もほろりとしますが、「終着駅」と「麦畑のミッション」も好きです。

  • 【本の内容】
    失踪した猟犬捜しを生業とするアウトロー探偵・竜門卓の事務所に、盲導犬の行方をつきとめる仕事が舞いこんだ。

    相棒の猟犬ジョーとともに調査を進めるうちに、薄幸な、ひとりの目の不自由な少女のもとに行きつくが、やがて…(表題作)。

    限りなく優しい誇り高い男たちの人間模様を、無駄のない文体とハードボイルド・タッチで描いた、感動を呼ぶ珠玉の作品集。

    [ 目次 ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • これは意外と良かった。なんかこてこての話ばかりかなー、と最初は思ったけど、頑張るおっさんに共感するのは自分も年を取ったからか。

  • 終着駅、セントメリーのリボン。

  • 男はこうあって欲しいという私の理想像がこの作品の主人公達です。あくまで理想なので(笑)でも、セント・メリーのリボンのような物語は、この現実世界に起こっても良いんじゃないのかな…それぐらいの夢や希望は持っても罰は当たらないでしょう(^_-)

  • どこか郷愁を感じる短編集。『男の贈り物』という題材?で書かれて
    いるこの作品には、幾人かの渋くてかっこいい大人の男性が登場します。
    タイトルの「セントメリーのリボン」という短編に出てきた探偵が
    主人公の「猟犬探偵 」も読んでみたい!←07年の「この文庫が凄い!」
    で入賞している作品でもあるし(^▽^

  • 男臭さもありつつ、心温まるお話たちでした。クリスマスに読むといいかもしれない。時期が少し、いやかなりずれてしまった^^;

  • 表題作のキザだけど女性には甘い主人公が素敵。

    ラストシーンを想像すると、ちょびっと涙が出そうになりました。

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