- Amazon.co.jp ・本 (582ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334740795
感想・レビュー・書評
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同時多発テロ的に発生した銃撃事件。事件の真相に迫る警視庁機動捜査隊の加藤裕子。
今でこそ多くの作家がアマゾネスのような女性刑事が活躍する作品を描いているが、この作品はその先駆けであろう。2004年の作品。
多くの登場人物に埋れて、主人公の加藤裕子の活躍が光らないのが残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かつて惹かれた男の遺した拳銃を使い続ける女性捜査官の裕子。
連続して起こる事件。
その暗部に迫る。
衝撃的なラスト。
銃の描写が詳しすぎて、読み疲れた感有。
2012.10.23 -
警察ものにしては、激しい銃撃戦が多いシリーズもの(と言っていいのかな?)です。
使われる拳銃の描写が細やかなのが作者の特徴ですね。
銃撃事件から始まった話が、最後にはびっくりするような展開を迎えます。
風呂敷を広げたなぁって感じ。
最後はそれなりにすっきりしてあげるべきなのか、引っかかるものを残すべきなのか悩みますね。 -
降りしきる強い雨の中、銃声が夜の闇を切り裂いた。都内三カ所で同時多発的に起きた銃撃事件。犠牲者は八人。同一犯の犯行か?警視庁機動捜査隊員・加藤裕子は、かつて惹かれた男が遺したニューナンブを手に、連鎖する事件の暗部を追う。憂国の志士を名乗る武装集団の陰に、裕子が垣間見たものは!?女性捜査官の孤高の闘い!揺るぎなき魂が読者を魅了する。 登場人物は、前作の「冬の狙撃者」からつながっています。途中までは刑事小説ですが、あるシーンからボルテージは一気に上昇。未読の方へ。これらのスナイパー・シリーズはやはり発表順に読んだほうがよさそうです。