わたしの台所 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 498
感想 : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334740863

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  • 完璧、
    女優でありながら、とにかくすごい
    ここまで春、夏、秋、冬と季節を愛し
    料理を愛し、生き方として最高
    頭が上がらない。
    鏡、お手本、
    普通ここまでできない
    古き日本のお袋、母

    学ぶことが多い作品、手元に置いて
    いつも学びたい
    時代は変わり
    もっと便利になる
    やり方は変わるかもしれないが
    心は失いたくない。

  • 沢村貞子さんのことは殆ど知らず、入院中の暇つぶしに…とコンビニの文庫コーナーで本を物色していて「わたしの台所」という題名の響きにふと惹かれて購入。
    なのでそこまで期待せず、気楽に読めたら…と思って読み始めたのですが、とても面白かった。
    同じようにはきっと出来ないけれど、私もこんなふうに心持ち良くシャンと暮らせたらいいな、と沢山の学びがあったエッセイでした。

  • 料理の事、着物の事、暮らし方、家事の楽しみ、人生観などが綴られた毎日の暮らしを豊かに過ごす方法が伺えるエッセイ集。料理の常備菜のレシピも豊富で、こういう風に出汁から丁寧に料理を作る事、愛情という名のスパイスを最後に振りかける事は大事な事と教えてくれる。明治生まれの著者の下町育ちの粋が色々なところから垣間見える。お母様の厳しいが愛情のこもった教えを生かした暮らし方がとても素敵。ワタシもこういう風に素敵に「老い」を重ねていけたらなぁと憧れる。着物を日常着にして生活をしたいなと思った。

  • きちんと暮らしていて、自律心があり、わたしの理想に近いなあ、と思った。ものを丁寧に扱うこと、丁寧に考えること、丁寧に暮らすこと。毎日の生活が人柄や表情にも表れるのだろうな。
    2006/07/23読了

  • 懐古主義になってしまうんだろうか、
    でも、沢村さんみたいな考えで生きる人が増えれば、世界はもっと温かい場所になる気がする。

  • 日常の暮らしの中で何のきっかけなのか、なんのタイミングなのかわからない気持ちの微かな揺れ、自分だけだと思っていたことが書かれていてなぜかほっとした。
    目指すべき歳の取り方が見つかりました。
    きちんと暮らしている中で、ちゃんと手を抜いている時もあり良いお手本になりそう。

  • 沢村貞子の演技を見たことはないけれど、料理洗濯掃除といった日常生活を送っている人の所作は、自然で美しかっただろうと思う。演技している沢村貞子見てみたい。

  • 日常を押し付けない優しさとユーモアで彩る。がっつかない生活は季節という移ろう時間に身をまかせる言葉で綴られていく。"便利" とは距離を置いたところに "喜び" や "楽しさ" は佇んでいるのではないだろうか。そんなにあくせくせずとも時間は未来へと確実に歩んでいる。その瞬間を興じる事が生きている実感であろう。大切な時間を焦って見過ごしてませんか、勿体ない、これも貧乏性かしらん。

  • 白菜美味しそうだし、冷凍庫はわたしもほしい。献立日記といっしょに読み直そう。

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著者プロフィール

沢村貞子

一九〇八年(明治四十一年)東京・浅草生まれ。女優。本名大橋貞子。日本女子大学在学中に築地劇団に参加。前衛演劇運動に加わって投獄を経験する。三四年に映画女優としてデビュー。幅広い役柄をこなす存在感のある女優として評価が高く、舞台、テレビも含め名脇役として活躍。文筆にも長け七七年『私の浅草』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。ほか『わたしの台所』『貝のうた』など著書多数。九六年(平成八年)没。

「2022年 『寄り添って老後』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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