初期ノート (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (566ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334741020

作品紹介・あらすじ

昭和20年、敗戦。その衝撃は早熟な文学青年の精神を粉々にした。混乱のなか訪れたのは死よりも辛い虚無であった。しかし、立ち上がらなければならない。二度と過またないために。「世界」を捉える方法の獲取に向けて、思考は零から自力で開始される。純粋に痛切に綴られる詩人の初源の叫び。壮大な思想の出発点を為す極寒に燃える言葉たち。歴史的著作、初文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 私も若い頃は、酒を飲みながら自分のその時の気持ちをよくノートにぶつけていたなぁと思い出す。(勿論こんなに詩的なものではなかったが)今この本を読んでも、感じる事が少なかったが、あの若い頃に読んでいたら受け取り方も違っていただろうか。いつのまにかに、自分の中の葛藤をノートにぶつけることも無くなってしまっていた。

    宮沢賢治氏の本は読みたくなった。

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著者プロフィール

1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。著書多数。2012年3月16日逝去。

「2023年 『吉本隆明全集33 1999-2001』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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