邪馬台国の秘密 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
3.42
  • (4)
  • (9)
  • (18)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 91
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334741426

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 高木彬光の神津恭介ベッドディテクティブものの一冊。「成吉思汗の秘密」「古代天皇の秘密」もそれなりに面白いのだが、「邪馬台国の秘密」は特に氏の研究成果がストレートに出ていて興味深い。神津恭介物語の名を借りた研究論文となっている。
    邪馬台国特定に、厳密な制約を設け、最も自然な形で場所を決定する手腕には説得力がある。

  • 『成吉思汗の秘密』に続く歴史ミステリ。
    矢張り入院中の神津恭介が、畿内説、九州説、未だ結論が出ない『邪馬台国は何処にあったのか?』を解き明かす……という趣向。
    これが正解かどうかは解らないが、古代史というのは面白いものなんだなぁ。それにしても、何処にあったんだろうね、邪馬台国……生きてる間に結論は出るのだろうかw

  • 神津恭介が解く歴史ミステリー。邪馬台国の場所を解明していくさまは、相変わらず鮮やかで清々しい。さらに、残された文献や太古の人々に対して、多くの学者たちが「間違い」だの「勘違い」だの罵っているのに対し、彼は敬意をもって取り扱っている。魏志倭人伝の著者にも、邪馬台国へ派遣された使者たちにも、「古代人だから…」と馬鹿せず、むしろ「これくらいは理解していた」と評価さえしている。だから、読んでいてとても気持ちがいい。高木彬光さん、やっぱりステキだ。

  • 以前から気になっていた作品の1つ。鯨統一郎の話がきっかけだがこっちの方がはるかに考察が深く正直よく分からんとこが多い。地図を見ながらだとわかるのかも。ただこういう歴史は全てがミステリーであり、謎を紐解いていく感じがよい。邪馬台国はどこにあるのか知りたいが謎のままでも面白い。実際にその場所に行ってみたくなった。

  • どう考えてもこれが一番科学的な解釈により導かれた結論だと思う。

  • 歴史ミステリー。邪馬台国がどこにあったか、論理的に解き明かされていく。独創的な推理に納得した。

  • 「成吉思汗の秘密」に続く歴史ミステリです。
    今回はまたも入院中の神津恭介が邪馬台国の所在を推理します。
    いろんな方が邪馬台国の場所については比定していますが、高木先生の比定した場所も説得力あります。
    邪馬台国については資料が醜志人倭伝しかないので、神津恭介はこれを参考にして推理を進めていきます。
    今回も勉強になりました。

  •  2009年5月1日初読

  • 結構面白かったです。魏志倭人伝の記述が誤っている、とか、現在の地名と響きが似ている、といった論証方法をとらずに、あくまで魏志倭人伝に書かれてる内容に忠実に、論理的に邪馬台国の場所を比定しよう、という安楽椅子ならぬ病床探偵小説で、なかなか納得させられるものがありました。ただ、最後6分の1くらいが、ちょっと説得力に欠けたかな。以前に、鯨統一郎氏の『邪馬台国はどこですか』を読んで面白かったですが、鯨氏がこの『邪馬台国の秘密』の新装版のあとがきを書いていて、その中でこの本がなければ自分は作家にならなかっただろう、というようなことを書かれていたのが印象的でした。自分が影響を受けた本の題材にここまで正面きって取り組んで作家デビューというのは、珍しいのでは?

全10件中 1 - 10件を表示

高木彬光の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

邪馬台国の秘密 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)に関連する談話室の質問

邪馬台国の秘密 新装版 高木彬光コレクション (光文社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする